誰も教えてくれないセラピストの医療費減らそうぜ運動の是非
数年前に書きかけて、ちょっと時期尚早だったかなって言う件を今回蔵出ししてみました。
ミニッツやアイワ、安全保障当たりの療養費セミナーに出てる人にとっては聞いたことがある部分があるかもしれません。
セラピスト界隈、特にコンサルとか不正許さないマン、主に整骨院下げておけ系のうたい文句に、「年間○○○○億円の税金が使われています。不正を何とかして医療費を削減しましょう」っていうファンタジーがあります。
まあこんな感じの理論や、
知恵袋的な何かに常駐してマイリロンイズスベテニアテハメルイコールカイケツみたいな人もいるみたいです。
医療費を減らそう理論にセラピスト界隈が参加する意味があるのか、そして参加したとして効果があるのかを考察してみました。
医療費と療養費の比率
とりあえず最低限の数字が入ってる人はこの項は読み飛ばして下さい。
数字は厚労省のものです。
医療費全体は43兆円前後です。去年は自粛大会で受診率が控えめだったにもかかわらず、激減まではいきませんでしたね。
受療延べ日数の激減からも読み取れるところです。
その中で療養費はこんな感じです。
引き続き伸びている、の一文に、資格者の数と増加数はカウントしないって言う、数日ちゃんと扱う気がない人が集めたデータ臭がします。
条件は揃えたいので人数で割ることはしないことにします。
ちょっと古いですが平成27年、柔整あはきを足して4883億円、全体の1%ちょっとになります。
平成30年まで伸ばすとさらに低下してますね。ぎり1%って感じです。
下手すると令和2,3年は全部合わせて1%切ってるまであり得ます。
なので、覚えておきたい指標としては、
セラピスト界隈が医療費を減らしたい!と息巻いて全員が療養費に関与しないと宣言した場合でも、医療費は1%しか減らないという事です。
そしてこの9年間の医療費の伸び率は平均1.9%です。
つまり、医療費増加を半年分だけ遅らせるくらいのインパクトが、セラピスト界隈のできる限界という事になりますね。
これ始めてみる皆さん、疑問に思いませんか?
不正許さん!医療費負担を減らす!ってぶち上げてる人たちって率の話しませんよね。
不正許さんマンがうん千億連呼するミステリー
整骨院は不正だ!貴重な医療費を無駄にするな!と叫ぶ人たちの謎として、絶対に比率は出さないことがあげられます。
日本の義務教育は足し算と引き算の他に、掛け算と割り算も習いますので計算ができないという事はないと思うのですが、不思議と割り算をしません。
医療費増加を半年分鈍化させる程度の叫びに意味があるのかと問われるのが嫌なのかちょっとわからないですけど、人の感情に訴えかける論説には割り算が出てこないので、もしかすると意図的なものなのかもしれません。
根本改善を謳う人が多数大活躍されている界隈に身を置いている方々であれば、当然医療費増大を半年遅らせる程度のものに血眼になる理由があまり見いだせないよねって言うのはお判りいただけていると思います。
では、この論を感情的に発している人を除外した時に見えてくるものは何でしょうか?
というのが今日の本題になります。
多分に推測要素などを含みますのでご了承ください。
実はセラピストの医療費減らせは本心ではない?
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