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休みたくないのに、休みたい

ある朝、今日は朝からは仕事に行けないと思った。


今までの私は、
前日の疲れがどれほど残っていても、どんなに寝不足であっても、「朝だ!今日も行くぞ!」
と思って急いで支度にとりかかることができていた。
頭重感や吐き気があっても、早く家を出ることを考えて朝の準備をしていた。
無理してでも頑張らざるを得ないのが日常だったし、責任も重かったので、その過度な緊張によって何とか奮い立たされていたのかも知れない。



ところが、その日は違っていた。
すでに治療を始めてからのことであったが、私は脳の異常を感じた。

仕事に行くまでの流れを、洗面、着替え、食事、移動、と順に想像し、
「そんなにたくさんはできない」という拒否の指令が送られてきたのだった。
私の脳は、私の身体を昼までは起き上がらせてくれなかった。

でも、ちゃんと休むと、スッキリとして活動できることが分かってきた。
だから、エネルギーの消耗が異様に早く充電にとても時間がかかる状態になっているのだ、と解釈するようにしている。


きっとこれも症状の一つ。
怠けているのだろうか、と自分を疑って怖くなったが、そうではないはず。
なぜなら、今までの私からすると全くあり得ないことだから。
知らぬ間に限界を超え続け耐えてしまった結果、脳がしばらくの休息期間に突入しただけだから。

こんなふうに変わってしまっても、
それでも全てを受け入れそっと見守ってくれている人たちがいる。
私は毎日感謝しているけれど、どうやってそれを表現したらもっと伝わるのだろう。


いつかまた、夢に向かって走る日が戻ってくる。
私は、何も諦めてはいない。
ここで立ち止まり続けたくはないんだ。

大丈夫、と信じて🌼