夫とうつ①
「うつ病かもしれない」
はじめて夫からそう告げられたのは、6年程前。そのとき夫はもう早期退職していて、退職後1年かそこらだったかな。
その何年も前の現役時代から、これはやばいでしょうと感じる事が多々あった。
精神的に不安定、突然奇声やひとりごとを発する、自殺サイトをお気に入りフォルダに入れている…
この人はいつ死のうとしてもおかしくない、そんな状態だったので早期退職にはもちろん賛成だったし、ホッとしました。
退職してしばらくは精神的にも落ち着いて、好きなことをして元気になったように見えたのですが、前述のようにその1年後あたりにどっと体調を崩しました。
現在の夫は、今年の1月から主治医のもと、すべての薬をやめて暮らすことが出来るようになっています。
それまでも減薬してはぶり返して…を繰り返していたので、まったくの薬なしで気づけば、おぉ9カ月!って感じです。
あんなにも眠れない、食べられない日があった人とは思えないくらい、今では、よく食べよく眠り、お腹もぽーんと出ています。
が、あのうつ時代を経験した私にとってはメタボなお腹も食欲旺盛ってことじゃん、よっしゃよっしゃと思えます。
夫が「寛解」という状態なのか、私にはわからないし、うつ病は再発の可能性も高いと聞くので、今後また体調が崩れることもあるとは思っています。
これを書くことで、どこかの誰かのなにかの参考になればと、うつ病の配偶者と暮らす日々で私が感じたことを、忘れないうちに綴っていこうと思っています。
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