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『「性格が悪い」とはどういうことか』読みました

上記の本、読みました。

「私は性格が悪い」と常々思っていて、綺麗な人のそばには居たくないと思っていたのですが、ちゃんと客観的な指針に乗せてみたことがなかったなと。

結論から言うと「私は性格が悪いとまでは言わないが、グレー」でした。以降は雑感です。


▼こんにちはマキャベリズム

まず、「悪い性格」として取り上げられていたダークトライアド(本著ではダークテトラッドを取り扱う)の判定項目を見ながら自己診断してみる。ダークテトラッドの各タイプごとに設問が設けられ、当てはまった数を出していくというもの。当てはまるものが多いほどそのその性格の傾向があるということになる。大体5点を超えた辺りから傾向があると言えるらしい。

結果は以下(各タイプごと10点満点中)
・マキャベリズム:8点
・サイコパシー:4点
・ナルシシズム:3点
・サディズム:0点

どうもマキャベリズムさんこんにちは。これからはあなたと一緒に生きていくことにします。

Teが強かったらそりゃあそうだよね。自分の外側の世界は常にパワーゲームだと思っている。これは私のTeが強いからかもしれないけれど、マキャベリズムが5点を切るような人っている?正直に答えて?日本まだ資本主義だよ?

目的は手段を凌駕する、がマキャベリズムのスローガン。
たしかに、ゴールに向かって這ってでも到達しようとするところはINTJらしい。私はナショナリストではないから、私にとっての目的は国家の繁栄ではなく自分自身の幸福になるけれど。その目的を達成するためなら、手段を問うている場合ではないというのはそのとおりかも。

ストレングスファインダーで「戦略性」が1位だったのも、この結果と相反しない。5位以内に入っていた学習欲や原点思考も、より勝ちたい、より最適な戦略を立てたいという欲求から来ているんだろう。INTP的好奇心で学んでいる部分も大いにあるが、やはり根底の自分はどこまでも負けず嫌いなんだろうな。


▼INTJ=サイコパスはやはり誤り

若干の傾向が見られるものの、サイコパシーの項目も4点で半分以下だった。ESTPとかの方がよっぽどサイコパス感あると思っていたので、やっぱりそうだよね〜という感想。サイコパスの特徴として挙げられる気まぐれ・飽き性は、INTJの頑固さとは親和性が少ないと思われる。

INTJ=サイコパス論が出てくるのは、F主体の他タイプから見た時に、T型=冷たい、怖い、共感しないと思ってしまうからか。厳密に言うとINTJは貴方の「気持ち」には共感していないが、「問題」には非常に共感しているよ。

あともうひとつ、自タイプを火だるまにしながら喋るけれど、意図的かつ瞬時に「相手の求める言動」が繰り出せるのはFe主体かSe主体のみなさまだ。INTJにそんな、周りをどんどん魅了するようなムーブが出来るわけがない。


▼意外にもさようなら、ナルシシズム

ナルシシズムもそこそこ抱えてると思っていたがしかし……と思ったものの、そもそも私って別にFi高くないんだった。
素面で答えた診断結果だから、もっとあけすけに答えたらもう少しFiが上振れするのかな。

私の自己肯定感はストップ高で、毎日「今が人生で1番成熟してる」と思って生きている。が、それを誰かに褒めてほしいか?というと違う。自分で自分を褒めてあげられたらそれでいい。油田とエンジンが自分の中で完結している。だからナルシシズムは思ったより高く付かないんだろうな。

他人から褒められたかったらもう少し他人に気を配るんじゃないだろうか。同僚ENFJとか、ESTJとか見ているとそう思います。「僕は働けます!褒めてください!取り立ててください!」というオーラがすごい。一方私は、職場の奨励賞が私に授与されるMTGを適当に言い訳して欠席した。インセンティブだけ口座に振り込んでくれたらそれで良い。そして、どんなに褒められたとしても、自分に悔いが残ったプロジェクトだと自己評価はマイナスだったりする。
月2-3回くらい、疑似ENFJの猫を被ってチームメンバーを助けたりするんだけれど、褒められたいというより、パフォーマンスしておくとコスパが良いからやっているだけな気がする。


▼未知の存在サディズムさん

サディズムは予想通り0点でした。一切共感出来ない。巷で「〜〜虐」みたいなノリのモノを見かけたことが無いことも無いが、やはり分からなかった。愛情表現のひとつであることは理解しつつも、私とは違う世界線の嗜好。
フィクションでも猟奇的シーンはあまり得意ではなかったりする。『チ。』好きだけど、拷問シーンは薄目で見ている。痛いものは痛いじゃん……。

INTJはサイコパスとか、気持ちが分からないとか言われているおかげで、サディズムも強いと思われるのかな?まったくそんなことは無いと思う。Teのおかげで攻撃性は強いんだけど、相手を叩きのめしたいわけではない……自分が、もしくは自分が信じる論理が負けたくないだけなんだ……結果的にやっていることは一緒でも、自分が負けそうでない限り相手に攻撃することはない。そこがサディズムとの違い。


以上、ダークテトラッドの自己診断への雑感でした。本著はまだまだ別の要素(遺伝とか)にも触れているので、折を見て後半戦も書いていきたい。

ばいばい。

p.s.これクリスマスイブに出す記事じゃないかもしれない、、、

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