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日々のこと

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ちょっとした出来事から、ぐるぐる考えるのが悪い癖。
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記事一覧

父が死んだ

タイトル通り、先日父が亡くなった。 わたしが嫌いで仕方なかった父が。亡くなる前の日、母から「もう長くないかもしれないから会いに来て」と言われて会いに行った。父は6年前から癌だった。ほとんど骨と皮になった父は、息も絶え絶えで、今にも死んでしまいそうだった。介護用ベッドの側へ行くと、手を差し出してきた。 母に促されてその手を取ると、父はほとんど息みたいな声を絞り出して言った。「お前は幸せになれるか

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人類カテゴライズ問題

Twitterで読売新聞の「美術館女子」が話題になっていた。
個人的には「発案者はインターネット知らないのかな」という感じ。
昨今、「〇〇女子」みたいなカテゴライズを安易にやると大火傷するのはちょっと考えたらわかりそうなものだ。

ただ、これをめちゃくちゃ批判する人もいかがなものかなと思う。
それは「〇〇女子」という言葉がカテゴライズである、ということ自体が間違いかもしれないから。

これは、恋愛

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知識をひけらかす人、無知を恥じる人

タイトルにある人たちが苦手という話。

知識が豊富な人はすごい。
でもそれをひけらかして、知識が少ない人に対してマウントを取る人間はめちゃくちゃ嫌い。

これを書くに至った経緯は省くけれど、まあそういう人間が身近にいるということです。
友達のことではないから友達は安心してほしい。

知識って基本的には、求められたとき以外は披露すべきではないのかなと思う。

求められる人間としては教授とか。
教授の

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宅・勤・考

日高屋が大学の近くにあったからよく使ってたんだけど、「ラ・餃・チャ」のネーミングにいつまでもウケてた。在宅勤務・自宅待機を合わせて2週間が経ったのでその間に考えたことなど書きます。

まず着手したのは部屋の片づけ。家に長時間いるなら、とにかくほとんどを過ごす自室を快適にするより他ない。同じことを考えている人は多そう。わたしの片づけは、収納ツールを捨てることから始める。服を整理するなら衣装ケースから

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人間コンプレックス

人は誰しも、なんらかのコンプレックス、すなわち劣等感を抱えているものだ。
容姿であったり、能力であったり、そのどちらもであったり。

わたしはというと、人間コンプレックスである。
自分が人間であるということが悩みで、恥ずかしいと思うことさえあるのだ。

人間であることが具体的にどのように嫌なのか。

まず第一に、美しくない。
美人か否かという問題ではなく、そもそも人間の姿形というものが、他の動物と

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わたしの世界

最近、毎日のように電車に乗る。目的はさまざまだけど、電車はいつもそれなりに混んでいて、ラッシュ時の地下鉄なんて最悪だ。

電車に乗ると、当然のことながらわたし以外の誰かが同じ空間に存在してくる。
人混みなら、ふいにぶつかってしまうこともあるだろう。満員電車のような密着状態も頻繁に起こる。

わたしはこのような、「赤の他人と接触する機会」が苦手だ。
触れ合うこと自体に嫌悪感があるとか、おじさんとの接

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