むぎちゃ

2001年からオーストラリア、NSW在住。 海の近くの田舎町に、 家族とワンコ2匹と暮…

むぎちゃ

2001年からオーストラリア、NSW在住。 海の近くの田舎町に、 家族とワンコ2匹と暮しています。 色んな思いや徒然を書いていきたいと思います。

最近の記事

久しぶりのシドニー。

2001年にワーキングホリデーでオーストラリアにやってきた。 ブリスベンの語学学校に一か月通い、 シドニーに移動した。 そこで夫に出会い、 翌年日本で娘を産んだ。 2003年にオーストラリアに戻り、 シドニーから少し北にある夫の地元に移り住んだ。 そして息子も産まれた。 海と緑の豊かな土地。 子どもが育つには素晴らしい環境だが、 シドニーほど魅力的な娯楽はない。 息子は都会に住処を見つけ、 娘もそのうちに田舎を出ていくそうだ。 息子の引っ越しの手伝いに久しぶりにやってき

    • キオスク@ビーチの犬

      犬が好きだ。 とにかくどんな犬でも見ると、 触りたい。 抱きつきたい。 連れて帰りたい。。。 人も動物も植物も のびのびと育つこの国らしく、 この犬もとても人懐こかった。 飼い主はどの人か分からなかったが、 割と賑わっているこの店で、 来る人去る人たちの後を追い、 頭や体を撫でてもらっていた。 とても穏やかで、 綺麗な目をしていた。

      • 私の天板と息子

        数年前に台所の改装をするまで使っていた天板で、 息子がレコードプレイヤーなどを置く 棚を作っていた。 引っ越し先の部屋に置くのだそう。 そもそも今住んでいる家は教会だった。 とは言っても、 きっと誰もが想像する典型的なものではなく、 普通のレンガの建物。 10数年前に購入したときは、 ほぼ何もない箱の状態。 壁を張って寝室にし、 風呂場、台所を人の手を少し借りながら自分たちで改装した。 当時の少ない予算での 最低限の改装では、 年月が経てばアラが出てくる。 ここ5年ほど

        • 息子、19歳。

          息子が2週間のタイ旅行から帰ってきた。 久しぶりに家族が揃う。 タイに行く直前にシドニーに部屋を見つけたので、 こういう機会も減っていくのか。 子どもたちが小さな時は、 家族が離ればなれになるなんて 考える余裕やその発想すらなかった。 気づけば車を運転し、 ビールをたしなみ、 自分のあごひげを撫でながら話をする。 子どもたちは来月、 また一つ年を重ねる。

        久しぶりのシドニー。

          もう八月だそうだ

          今日から8月が始まる。 昨日7月を終えたので、 新しい月を迎えるのはいつもある仕組みなはずなのに、 逆算して今年はあと5か月と、 時のたつ速さにまあまあ驚く。 なのに、 新年を迎えたのが遠い昔のことのように感じる。 時間を行ったり来たり、 急いだり寄り道したり。 とにかく軽く、 楽しく生きたい。

          もう八月だそうだ

          グレートデーンは怖くない

          グレートデーンという犬種をご存じですか? かのウィキピディアによると、オスは体重が54ー90kg、メスは45-68kgほど。 体高が76-100cmにもなるという、遠くから見ると恐らくポニーと見間違えてしまうくらい大きな犬です。 初めて出会ったときは、その大きさにとても衝撃を受けました。 我が家には、犬が2匹いるのですが、2匹とも牧羊犬の雑種でボールや枝を追いかけながら、走り回るのが大好き。 なので運動は、もっぱらすぐ近くにある地元のビーチで思いっきり走るのが日課です。 そ

          グレートデーンは怖くない

          警察が来た話

          数か月ほど前の話。 ある晩、その日は子どもたちが外出していたので、夫婦二人で夕食をとっていると、うちのワンコ2匹が勢いよく玄関に走り吠えだしました。 もう20時を超えようとしている時間なので、来客は珍しいなと思いながら玄関に向かいました。 硝子戸の玄関ドアの向こう側には、中年の男性が二人立っています。 不審げにドアを開けた私に、そのうちの一人がこう言いました。 「夜分にお邪魔して申し訳ないが、警察からきた、ジョンと、連れのマークです。」 映画やドラマで見たことある、グッド

          警察が来た話

          ジェニーの不思議な体験

          19歳になる息子が小学校に上がると同時に、近所の美容院で見習いとして働き始めました。 その当時の美容院で働いていた時のお客さんが経験した、不思議なお話です。 ジェニーはショートヘアを赤っぽく染めに来る、恐らく当時で60代前半くらいのとても素敵な女性でした。 もともと美容院から割と近くに住んでいた彼女は、リタイアメント生活を送るのに、150キロほど北上した地域に引っ越していきました。 引っ越してしばらくしても、私の勤めていた美容院に1-2か月に一度程度、他の用事と合わせて来店

          ジェニーの不思議な体験

          網タイツの男

          私が美容師見習い時代に出会ったお客さんが、経験したお話。 そのお客さんは、大体3~6週間に一度、カラーなり、セットなりで来店していました。 シングルマザーで息子が一人いる彼女は、ケータリングビジネスを成功させている、とても格好いい女性でした。 その彼女がある日、マッチングアプリで出会った彼とデートに出かけ、そのままその夜、二人は彼の家に戻っていきました。 ロマンティックな雰囲気になり、彼が服を脱ぎ始めた時に気が付いたのは、ズボンの下に履いていた、網タイツ。。。 100年

          網タイツの男

          小さなお客様

          私が働く服屋さんがあるのは、この辺りでは唯一のショッピングセンター。週末になると家族連れでにぎわいます。 今日はお店で出会った、小さなお客様のお話を聞いてください。 大きな店内に人がまばらでも、試着室はコンスタントにお客様がやってきます。 お店の一番奥にある、コの字型の試着室には部屋が8つ。 その時使われていたのは、そのうちの2部屋。 ひとりでふらっと現れて、試着室の一つの部屋を見つめながら立っている、恐らく3歳ころの男の子。 明らかに試着をする様子でない男の子に声を掛けま

          小さなお客様

            ブルースのこと

          皆さんのお宅では、ペットを飼われていますか? 私の家の周りでは、犬を飼っている家庭がとても多いです。 皆さん犬に対してとても寛容、いや、寛容すぎるかもしれません。 でも、そのおかげかワンコたちも、とてものびのびと生活しているように見えます。  リードなしで、飼い主の横をちゃんと歩くおりこうさん。  ひとりでお散歩にお出かけしても、ご飯の時間には帰るちゃっかりさん。  こっそりと夜中に抜け出しては、明け方に帰ってくる夜型犬。 どの犬もそれぞれ個性的で面白いですが、私が住ん

            ブルースのこと