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娘に当たってしまった

娘に当たってしまった。

今晩の寝かしつけ中のこと。
寝付かない娘が、赤ちゃん用の固い本を持ち出して、横になっていた私の顔に思い切り当てた。最初は純粋に本を読んでほしくて持ってきた娘。私が痛がった素振りが面白かったのか、何回も本で叩く。
私は、「やめて!!」と叫び、その本を取り上げて投げ飛ばしてしまった。

本を投げ飛ばす瞬間、何かがこみ上げて爆発する感じがした。
衝動が抑えられなかった。
娘の前で、こんなことは初めてだった。

私の大きな声と本が壁にぶつかる音に、娘は怯えて動きが止まっていた。
暗い部屋の中で娘の表情は見えなかったが、怖がっているのが分かった。
私はなんてことをしてしまったんだろう。直後から後悔した。
娘が生まれてきてからの1年数カ月の信頼関係を、一瞬で粉々にしてしまった気がする。

爆発したのは、娘に対する感情ではなかった。
私が自分自身で抱え込んでしまっているストレスや不満だ。
それなのに、言い返すことも、逃げることもできない、弱い立場の娘に当たってしまった。最低だ。

先週は保活を兼ねて実家帰省し、自分ひとりの時間をなかなか持てなかった。
土日は、娘が寝ても、夫がいるのでひとり時間はなお取れない。夫は、自分ひとりで娘の面倒を看ようとしないので、不満と疲れがたまっていた。
昨晩、日付が変わるまで夫と旅行の計画を立てていて、寝不足だった。
今日は、朝から、娘のスケジュールを考えながら、午前と午後にそれぞれ外出して遊んだ。私はすこし体調不良だったように思う。

改めて書き出してみると、疲れとストレスを解消できなかったことが原因なのが明白になった。
娘に二度と当たらないように、短時間でできるストレスを発散する術を探したり、その時間を確保したり、真剣にしなくてはいけない。

すぐ思いつく対策を書きだしておく。
10時半には歯磨きを開始し、11時に何が何でも寝る。
夫に協力してもらって、ひとり時間を確保する。
保活の下調べ等については、平日夜や土日など夫がいる時間を充てる(自分時間を削らない)。

本当にごめんね、娘ちゃん。
明日はいつもより丁寧に、目をみてお話しして、たくさん抱きしめたいと思う。

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