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もしも、子どもたちが健常児で生まれた人生を選べるとしたら
「あなたはもし、子ども達が健常児で生まれる人生を選べるならば、
その人生を選択しますか?」
こんな問いを自分に投げかけてみた。
一見、答えは一つしかないように思える 「当たり前の問い」 だ。
でも、本当にそうだろうか?
よく、考えてみることにする。
私が妻と、子供たちと過ごしてきた日々。
苦難の連続だった毎日。
その中で見ることの出来た子どもたちの 小さな成長の数々。
親としての、私と妻の大きな成長。
それらを 無かったことにしてまで、
人生を選び直したいと 、本当に思うだろうか?
これは、意味のない問い掛けかもしれない。
私は人生を選び直すことは出来ない。
これからも妻と、 自閉症の息子たちと共に歩んでいくのだ。
でも、この問いを投げかけられた時に、
少しだけ心に引っかかるものがあった。
ということは――
私が今まで家族たちと歩んできた道のりは、決して無駄では無かったということなのだろう。
子ども達が私たちに与えてくれたもの、
その大きさを、改めて感じ取れた気がした。
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