![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141651922/rectangle_large_type_2_9350a50b251a93bd4366d473863437ad.png?width=1200)
詩「四葉のクローバー」
「四葉を探そう!」
そう言いだした君と共に
僕は野原へ向かった
案の定なかなか見つからなくって
僕はすぐに不平不満を垂れた
だけど君は「あきらめない!」と
探し続けるから
僕も探すしかない
無数にあるたくさんの四葉をにらみながら
僕と君はしりとりをした
山手線ゲームをした
学校での話をした
見つからないのに
君はなぜか上機嫌
気が付けば空が赤く染まりだした
もう帰るか
そう切り出そうとしたとき
僕の目に四枚の葉がついたクローバー
僕はそれを摘み取って
君に見せた
とうとう見つかったよ!
やったね!と
だけど君は「そっか」と
少し寂しそう
あれだけ欲しがっていたのに
必死に探していたのに
君は言った
「もう願いは叶ったから」
↓前回の詩もぜひご覧ください!