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ハンドロースター

自家焙煎珈琲をはじめて約1ヶ月。

フライパン焙煎と手鍋焙煎をしたところで、焙煎機がほしい気持ちになりジェネカフェという焙煎機を見つけた。しかし金額が6.7万円ほどするので今購入するのは違う気がしたので諦めた。

そんな中見つけたのがこちら

Ecosero(エコセロ)

決めては可愛すぎるデザインだ。
なんと持ち手が熱くならないという優れもの。

持ち手の部分が豆の取り出し口

エコセロを購入したら、箱の中に同封されていた生豆価格表と書かれた紙が入っており、生豆を購入できる「いりたてや」というお店から生豆を購入した。

記念すべきエコセロ焙煎第一回目に選ばれた生豆は

タンザニア パプアニューギニアmix

「いりたてや」で人気No. 1だった。

まずはエコセロを弱火で温めてから生豆を投入。
火力を調整しながら左右に振ったりとりあえず振る。

12分が過ぎた頃、あれ?1ハゼが聞こえない。

しかし煙はでている、わたしは浅煎りが好みなのでこれ以上豆に火を入れたくないと思い冷却に移る。

焙煎後がこちら

豆にチャフが付いていることがどうも気になる。
しかし原因が分からない。
自分で焙煎した珈琲豆はどれも美味しいと思っているので気にせず豆が落ち着くのを3日待つ。

3日後、グラインダーが詰まった。
一度掃除をし、もう一度試すがやはり詰まる。

朝一からテンションが下がる中、わたしがグラインダーを分解したり掃除したりしてるのを真似する息子で癒される。

ありがとう息子

何度しても詰まるのでお手上げ状態になったわたしはInstagramで質問をした。
親切なフォロワーさんがアドバイスをくださった。

火力が弱いのが原因でハゼない、チャフが残って付いている。
中が生焼けの可能性があるからグラインダーが詰まる。

本当に助けられた。
珈琲が好きな人は優しい人だと再確認した。

一度、少しずつ挽かれた粉を寄せ集め飲んだが、驚くほどまずかった。もったいないので全て飲もうと試みたが無理だった。
自分で焙煎した珈琲豆が全て美味しいとは限らない、そんなことは綺麗事だった。
まずいものはまずい。改めて焙煎の大事さを知った。

何度も試したおかげでタンザニアの豆は残り1杯分しか無くなったが、いただいたアドバイスを兼ねて火力を上げ追い焙煎をしてみた。

追い焙煎前(11g)
追い焙煎後(9g)

見て分かる通り全く見た目が違う。
追い焙煎でハゼが起こるのだろうかと疑いつつ、エコセロを振っていたら、バチ!バチ!と大きな音でハゼが鳴り出したので静かにニヤリとした。

冷却の時にはじめて自分で焙煎した豆に艶のような、これこれ!これが珈琲豆だよ!というような気持ちになった。

アドバイスをいただく前にエチオピアを焙煎してしまっていたのでこちらも追い焙煎をした。

追い焙煎前
追い焙煎後

す、す、すごい、別物だ。
アドバイスが無ければわたしはまた同じことを繰り返していただろう。

焙煎後に豆にチャフが付いていた疑問も解決され、わたしは一歩前進した気分になった。

次の課題は焦げを無くすことだ。

自家焙煎を始めてから申し訳ないと思いながらいつも牛乳を入れてカフェオレにしないと飲めなかった珈琲が、今はブラックでしか飲まなくなった。
それぞれの豆の味がよく分かるのが楽しい。

ちゃんとしたハゼの音を聞いた時、
あ、焙煎って楽しいと思った。

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