運命・ルート変更スイッチ
今日は久々に大学をサボった。
高い学費を親に払ってもらってるけど、
今日はサボった。
なぜなら。
ついにライブが終わった!
俺の人生史上初のライブが終わった!
俺の人生史のライブハウス初陣が終わった!
から!
〜〜〜
正直リハーサルのときはどうしようって思った。
何度も会場でセッティングを整えてたのに、当日リハになった途端に出音がぜんぶ変わってしまったから。
こんな周囲の環境に自分のコンディションが左右されてることにも悔しかったし、単純にそれを一点突破できるほどの実力がなかったのも悔しかった。
何より、これまでしょうもない胡座かいてた自分に対しても。そんな暇なかったなって悔しい情けないって気持ちでいっぱいだった。
でも絶っ対に、負けマインドに浸る訳にはいかなかった。とりあえず会場を出て散歩がてらLAWSONに寄って、いつものメロンパン。
エネルギー溜め込んで会場に戻ったけど、いつの間にか楽屋で共演者のみんなとお喋りしていた。初対面だけどどこか俺とニオイが似ていた。
そしてそのまま開場時刻に…。
取り置きしてくれたみんなは来てくれたかな…と恐る恐る客席の方に進むと、呼んだ友達みんなが楽しみそうに出迎えてくれた!
信じられない話だけど、俺の集客数は何十人といる出演者のなかで3番目に多かったらしい。ここはほんと、初ライブにしてはよく集めた方なのでは笑
そしていつの間にか本番!
もうここまでライブを重ねると、全く緊張しなくなってくる。肝心の演奏の方はまずまずだったのかな。全然通らないジャンルだったのもあって今も消化不良ではあるし、実際もっといい演奏ができたと思うけど、あの時できるだけのことは全部やった。
でも個人的に本当によかったのはこっから。
〜〜〜
それが共演者との打ち上げパーティ!
ずーっと話したかった人たちと楽屋や会場で身の上話をしたり、好きな音楽や好きな映画の話をしたりして、気付いた頃にはすっかり意気投合。モンスターズインクの話だけで30分は喋り続けてたと思う笑
みんなとゲラゲラ笑う深夜って何であんなに楽しいんだろう。
そしてそのままラーメン食べて、帰宅。ありがたいことに「実はあいつバンドやりたがってたよ」「次はバンド組んで出なよ!」って話もしたり。
サークルやって演奏してて思う、やっぱ俺はバンドの人間だ。たった一人で突き進めるほどの実力とか行動力は、俺には多分ないし、見渡せば「じゃあ一人で音楽やれよ」って子も結構いる。
俺は誰かと話し合うことができる。バンドやるなら多分、それだけで十分だ。
1年前を振り返ったら、多分友達に誘われて初めてサークル用に合わせ練習してた気がする。その時ちょうどミ○ドを辞めたくてしょうがなかったのが懐かしい笑
俺の頭の中はせいぜいそんくらいのことしか考えれてなかったんだ。
んで気付けば、サークルのバンドに誘ってくれたのも、今回の自主企画に誘ってくれたのも、次回の自主企画に誘ってくれたのも、ぜんぶ同じ友達だ。
出会いっていつも不思議なもんで、ほんと、気付いたら友達になってて、気付いたらたくさん話すようになってて、んで気付いたらこんなとこまできてた。
昨日の夜出会えた人たちも、1年後にはすんげー親友になってるかもしれない!
こんな感じで人生どうなるかなんて本当にわからない…。というかは、わからない場所まで「連れてきてもらった」。
運命・ルート変更スイッチがあるとしたら、俺のそれを持てるのは俺じゃない、これまで出会ってきたうちの誰かだ。
そして今回誘ってくれた友達は間違いなくそのうちの1人。
出会いって本当に大事だ。
人見知りが激しかった頃の自分がまだ案外すぐ近くにいるからこそ気付く。
次の運命変更スイッチはいつ押されるんだろう。
それかもしかしてもう既に押されてるかも、
それも全然あり得るし、おかしな話じゃない。
この数奇な運命に感謝。
いつもありがとう。