エンパスの幸せを遠ざける、心の中のモンスターの話。
こんにちは、MUERAです。
「破滅願望(はめつがんぼう)」ということばを聞いたことはありますか?
破滅願望とは、心の中に住むモンスターのようなもの。
普段はおとなしくしてくれているのだけど、突然力を持って、それまで積み上げてきたものを、何もかも壊そうとしてきます。
やっかいなのは、このままいけば幸せになる、うまくいく、という見込みができたタイミングで、突然暴れ出すこと。
エンパスの方は、このモンスターを心の中に抱えがちかもしれません。
普段はおだやかなエンパスが、なぜ「破滅願望」を持ちやすいのか?
その理由について考察してみたいと思います。
エンパスって何?HSPとはどう違うの?
まずエンパスについてご存知ない方のために、簡単に説明しますね。
エンパスとは、他者の感情や環境のエネルギーを感じ取る能力を持つ人のことです。HSP(Highly Sensitive Person:高感受性者)と似ていますが、少し違うところもあります。
HSPが主に五感を通じて外部の刺激(香りや音や光、味や触覚)に敏感なのに対し、エンパスは他者の感情や場の雰囲気など、5感で感じるものではないもの(目に見えないエネルギー)まで敏感にキャッチしています。
例えば、
自分と関係ない人たちが喧嘩していても、なぜか自分が苦しくなってしまう
遠い国で起きたニュースに自分ごとのように悲しくなって、何日も頭の中から離れなくなる
気の悪い場所に行くと、なんか嫌な感じを受け取って自分まで体調を崩してしまう
「なぜか入れない場所」「なぜか通りたくない道」などがある
過去の私は、自分がエンパスだと気づいていなかったので、
なぜ皆が平気で入れる場所に入れなかったり、遠回りをしても避けたい道があるのか自分でもわからず
一緒にいる人によく不思議な顔をされていたものです^^;
私の中のモンスターのこと
さて、話を破滅願望という心の中のモンスターにもどすと・・
私がそのモンスターに気づいたのは、30代のときでした。
離婚後色々な心理セミナーなどを渡り歩いているとき
「幸せになりたいなら、幸せになることを自分に許可する必要がある」
みたいな話を聞いたことがありました。
最初は「???」と思ったのですが、すこしたってから
「なるほど、確かにそうかも」と思いました。
人生に色々なごたごたが続くのは、
(当時は離婚だけでなく、自分でたちあげて成功していた小さなビジネスも、スタッフとのトラブルをきっかけに廃業を決めたタイミングでした)
自分が幸せになっていい人間だと、本当には思えていないからかも・・
認めたくはないけど、心の深いところでは腑に落ちる感じがどこかあったんですね。
幸せになりたいと思いながら、不幸せでいることを潜在的には受け入れている、
もしくは「自分が幸せになるに値しない人間」とどこかで思っているのかも。
そんな気がふとしました。
「いつになったら幸せになれるんだろう・・」
日々そんなふうに思いながら、
何か問題が起きて感情的に抱えられなくなると、「何もかもをリセットしたくなる」つまり、自分から幸せを拒絶するような選択を、無自覚に繰り返しいたということです。
エンパスさんVSモンスター😈
現在カウンセラーとして多くのエンパスの方と接する中で、エンパスが破滅願望を持ちやすい理由がいくつか見えてきました。
みなさんは思いあたるものがありますか・・?
高感受性ゆえの自己防衛
幸せや成功への期待が高まると、失敗することや大事なものを失うことの恐れも大きくなります。その不安から、無意識のうちに自己破壊的な行動を取ってしまいます。他者への過剰な共感
周りの人の苦しみを深く感じ取るあまり、自分だけが幸せになることに罪悪感を覚えてしまうことがあります。たとえば親や兄弟が幸せでないと、自分だけ幸せになってはいけない、と潜在的に感じているなどです。ネガティブなエネルギーの吸収
エンパスは周囲のエネルギーを吸収しやすいため、否定的な環境にいると、それが一気に自己否定につながることもあります。(エネルギーに敏感なエンパスは、境界線の薄さもあって霊的な存在の影響もうけやすいです)自己価値の低さ
他者のニーズを優先するあまり、自分の価値を低く見積もってしまいがちです。そこから「自分には幸せになる資格がない」と思い込んでいるケースもあります。過去のパターンの再現
幼少期のトラウマや否定的な経験を、無意識のうちに再現しようとする傾向があります。
モンスターを小さくする方法
幸せになることを拒絶していたモンスターの正体は
「深く傷ついた小さな子どもの私」でした。
様々なセラピーを渡り歩いていたときに出会った
胎児期からの深いトラウマを癒すヒーリングを受けた後
「幸せな状況を自ら壊してしまう」という
人生のパターンが少しずつ変化しはじめました。
大きなモンスターの着ぐるみの中にいた
傷ついた小さな私が少しずつ元気を取り戻して
「自分は幸せになっていい存在なんだ」と
自然に思えるようになったのだと思います。
エンパスの多くは、
幼い頃から周囲の大人のウソや裏表(本音と建前)
心無い言葉や無神経な態度に、混乱したり傷ついて
自分が’喜びにあふれて生きていい存在’だということを
すっかり忘れて、大人になるのかもしれません。
「自分には価値がない」
「幸せになる資格はない」と
心の深いところで感じてしまっているのかもしれません。
その思いがモンスターとなって
幸せになることをいつも壊してしまうとしたら
やっぱり幼少期の心の傷を癒すことが
エンパスが幸せに生きるための鍵になるのだと思います。
MUERA
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