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名古屋のチベットへ行ってきた話

昨年の夏の事ですが、ふとしたことがきっかけで名古屋市に「強巴林 (チャンバリン)」なる建物があることを知りました。このチャンバリンとは日本で唯一のチベット寺院であるとのことです。

名古屋市近郊で生まれ育ち30年余り経ちますが、そんな施設があるとは知りませんでした。コロナ禍で遠出がなかなかできない中、退屈な一日を抜け出す絶好のチャンスです。早速行ってみました!

チャンバリンは愛知県名古屋市守山区青葉台にあります。

私の自宅からはゆとりーとラインの砂田橋駅へ直接行くのが一番近いのですが、ここでは名古屋駅からの経路を乗せておきます。

まずはJR名古屋駅へ行きます。そこで多治見・中津川方面へ向かう電車へ乗車します。普通でも快速でも構いません。12分でJR大曽根駅に着きます。そこからゆとりーとライン・中志段味行きへ乗り換えです。大曽根駅は始発駅なので乗り間違える事はないですね。ちなみにゆとりーとラインはガイドウェイバスであるため、ガイドレールを引いた専用レールをバスが走行し、小幡緑地駅からは通常のバスと同じになります。全国でも結構珍しい交通手段ではないでしょうか。

そして目的地最寄りの吉根口で降車します。名古屋駅からですと片道600円となります。大曽根からですと400円です。そこから国道15号を北東へ400m、約5分歩くとチャンバリンへ到着です。

その建物は突然現れます。特に何もない国道にとてもカラフルな建物が雄大に建っています。写真で見る以上の迫力です。言葉通り迫ってきて、僕の体を連れ込もうとする力を感じます。

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駐車場を通ると、まず右手に小さなマニ車が6つ並んでいます。そこを通り越し50段ほどの階段を上がると門が見えます。この門が圧巻の造りとなっています。幾多にもおよぶ色でデザインされた複雑な柄が描かれています。また、ただ柄が描かれているだけではなく、木彫りされている所もあります。大変な時間と経費が掛かっているであろうと容易に想像がつきます。

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門の手前両側に再びマニ車です。このマニ車、「オンマニ・ペンフン」と唱えながら回すとご利益があるとのことです。実際に回してみましたが、意外と「オンマニ・ペンフン」が覚えられない(笑)3回ほど間違えたり、言葉に詰まるとさすがに焦ります。他に人がいなかったため問題ありませんでしたが、しっかり覚えてから回すことをお勧めします。覚えることでグッと集中力が増し、「さあ、入るぞ」と気持ちを高めることができます。

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門を潜ると、ちょっとした踊り場があります。この踊り場の壁に仏教の様々な神様の絵にも見える刺繍がかけられています。精工にできた美術品です。それぞれの神様に表情があり、また日本ではあまり聞きなれない神様もいます。ここで拝観料は200円を支払います。その際お香をいただきますので香炉にお供えし、煙を浴びます。

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ここから本堂へ入場ですが、残念ながら写真は撮れませんでした。大小の金色の仏像や、数々の装飾品、曼荼羅や壁画、お供え品や花々があり、とても神秘的な雰囲気が漂っています。時間の流れがとてもゆったりとしており、身体の隅々まで清められている気持ちになります。ぜひ実際に訪れてその空気を吸ってみてください。

2階には外国人として始めての受戒し、唯一の日本人女性チベット僧侶である森下永敏大住職の功績の紹介や、チベットを訪れた際の現地の人々との交流の様子等を写真で見ることができます。またその他数々の日本へ持ち帰った土産物や、現地で使用した雑貨等が展示されています。

チャンバリンの紹介はここまでとなりますが、この寺院の隣には倶利加羅(くりからから)不動寺というお寺があります。荘厳な大きなお寺ですよ。また伏見稲荷や八幡宮も祀られています。こちらでは立派な千本鳥居を見ることができます。

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以上チャンバリンの紹介でした。訪れる前は「チベット仏教って何?」「気軽に行っていい場所なの?」と様々な不安を抱えていましたが、到着するやその建物の立派さや、本堂の今まで見たことのない印象的な装飾・仏像等に魅了されっぱなしでした。コロナ疲れしている方や、ゆったりとした1日を送りたい方にはとてもおすすめできる場所ですよ!

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【おさらい】                                ≪行き方 名古屋駅から≫                                                                                 JR名古屋駅→大曽根駅(約12分)→ゆとりーとライン大曽根駅→吉根口(約18分)→徒歩5分                                                                                   ≪料金≫                                                                                                                  交通費片道600円 チャンバリン拝観料200円                            



                      




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