
【読書メモ】ソーシャルジャスティス 内田舞
お疲れ様!
今日は「ソーシャルジャスティス」について。最近とっても心に刺さった本です。著者は内田舞さん。

前に、あっちゃんと、同級生対談をしてるた動画が上がってるよーってむっちに話したよね。その動画にめちゃくちゃ感動して、早速著作も読んでみました。とっても聡明で素敵な方だなぁと、さらにファンになったよ。
ソーシャルジャスティスとは
ソーシャルジャスティスって、恥ずかしながら1度も聞いたことがなかった。日本語に訳すのがなかなか難しいんだけど、無理矢理訳すと「社会的正義」。もっと柔らかく言うと、社会をもっと良い方向に変えていこうよ!みたいなこと。
世の中、いろいろ問題が山積みで、考えるのも嫌になっちゃうし、もう自分には関係ないよーなんて思ってしまいがち。でも、そうではなくて、この社会を少しでも良い方向に、1人でも多くの人を幸せにしよう、そう信じて行動すること、それがソーシャルジャスティス。
自分の夢を見ないようにして、なんだか小さくまとまろうとしちゃってたときに、この本を読んでたから、すごく刺さったよ。
ソーシャルジャスティスの敵は、無気力とかシニシズムみたいなものだと思う。どうせ…は禁句だね!
再評価
内田舞さんは児童精神科医をされているので、色々とメンタルを正常に保つためのアドバイスをくれました!
「再評価」とは、起こった事象に対して、改めて別の面から評価をしてみること。
メタ認知にも近いのかなあって思う。
例えば、子供がわがままを言って、それに対してイライラしてしまった時。子供は、お菓子が食べたいとか、テレビが見たいとか、そういうことでただわがままを言っているだけなのに、なんだかそれが私のことを困らせるためにしてるんじゃないか、みたいな思考にいつの間にかなってくるんだよね。それで私もイラついてしまう。
そこでふと立ち止まって再評価してみる。「いや、子供がイラついているのは、私にを困らせたいとかではなくて、単純にテレビが見たいから、お菓子が食べたいからなのでは?」そうすると冷静に解決案とかが見えてくるんだよね。
昨日も、ちょうど職場の人とLINEをしていて、ちょっと私の仕事の進め方を否定されたような気がして、モヤモヤしてしまったんだけど、これもふと立ち止まってみた。
よくよく考えると、別に私のやり方を全否定されたわけではない。何かひどい暴言を吐かれたわけでもない。直接言われてモヤモヤイライラするならわかるけど、メールの文章からあれやこれ悪い想像するのはやめようと思った。成長!
受け止めること、受容すること。
自分がストレスを抱えていること、イライラすること自体を、認めるって難しかったりするんだよね。
子育てに対してイライラしてるんだけど、そんな自分を認めたくない…なんて思ってる間に、精神を病んでしまう人は多い。仕事でもそうだと思う。
でも、自分がイライラしてること、困ってる事を受容して、声に出す。そうすることで、何か自分の悩みが客観化されるような感覚になる。初めて一歩、踏み出せるんだよね。
いやいや今日だけだとか、たまたまだとか、あれこれ言い訳をしていると、いつに立ってたっても解決のスタートラインに立てない。現実を受け入れよう。
安心して意見をいえる環境を
自分の考えをはっきり伝えるのって、その人の資質能力の問題もあるんだけど、育ってきた環境や置かれてきた環境ってめちゃめちゃ大きいんだよね。
自分の考えを伝えたときに、周りがそれを嫌な顔せず聞いてくれたか、受け止めてくれたかで、その後の人生全然変わってくると思う。
日本てどうしても、自分の意見をストレートに言うと、生意気だなと思われる。特に女性はね。
だから、自分の意見を言うことが大事大事だってどんなに啓発したところで、自分の意見を言える環境が整ってないとそんなの怖くて仕方ないんだよね。
だから、生徒たちや我が子に、自分の意見を持って伝えられる人になってほしいと願うなら、まずは自分が子供の意見を嫌な顔せずに受け止めることから始めなきゃいけないんだなぁと。難しいんだけどね(笑)
その点、日本と違って、アメリカは自分の意見を言える土壌があるのかなぁって思う。その辺に関してはちょこっとだけ渡米が楽しみ!
長くなってしまいました。
いやー内田舞さん、ほんと素敵よ。
本ではなくて、YouTubeで言ってたんだけど、
私たちは自分と同じような考えの人や似たような意に触れすぎなんだよね。SNSやYouTubeが、好みを最適化してくれちゃうから、似たような意見ばっかり、自分にとって耳障りのいいことばっかりが帰ってきちゃうんだよね。そこに対しては警鐘鳴らしていたよ。
同じような意見ばっかり聞いていると、もうそれが自分の中で習慣化されていて、先入観や偏見を作っていくんだよね。怖い怖い。でも、これは、人間の脳の構造上仕方のないこと。
だからこそ、私たちは自分の殻を破っていく、あえて自分とは違うことを考えていそうな人の話を聞く、そんな機会を意識的に作っていかないと、差別とか偏見とか先入観とか、そういうの塊になってしまう。こわわ。
少しずつ、殻を破ってこー!それがソーシャルジャスティスにもつながる!
では!まる