
吉本ばななさんが「私はこんな本を書いていない」という本がAmazonで売られていたそうですよ・・でももし同姓同名だったら⁈
こんにちは、ビックマックなんてペロリのDJムッチーです。
今朝のニュースで知ったのですが、アマゾンの電子書籍「Kindle」で、作家の吉本ばななさんの名前を騙った偽の電子書籍が販売されていたそうです。
Kindleで出版をしている僕としては、非常に気になるニュースなので、追っかけてみました・・
偽の電子書籍は「世界には時間がない:時間のない世界 時間なき世界」という題名で、22日に596円で販売されていました。著者欄には「吉本ばなな」と表示されていて、クリックすることで吉本さんの著書一覧ページに遷移することも可能な状態だったそうです。
25日夜に元スタッフなど複数人からの問い合わせで被害に気付いたそうで、吉本さんは「私はこんな本書いてないのでもちろん法的に訴えますが、読者のみなさん間違えて買わないでください。とんでもないことです」とKindleの商品ページを共有しつつ投稿し注意喚起されました。同時にアマゾンに自ら被害連絡をされたそうです。26日になって問題の電子書籍は無事削除されました。

吉本さんは、「二次創作であれば自由なものとして黙認しますが、アマゾンの著者ページやおすすめ本に載ってしまっているので、黙認できませんでした」と、アマゾンに被害を訴えた理由を語っています。今回の問題を受け、今後の電子書籍の購入時には「少しでもおかしいと思ったら著者のSNSと版元を確認しなくてはいけないな、と思いました」と思いを語られています。アマゾンに対しては「削除と謝罪をいただいているので、これ以上なにもしません」と話されています。(寛大な人なのですね・・・)
吉本さんは26日にXで「みなさんのお力もあり、削除されました」と報告。「好きな人がほんとうに書いた文章を読みたい。それだけです」と訴えています。

同姓同名の無名作家だったら
著名作家の名を借りて作品を販売した場合の罰則は
1)パブリシティー権侵害
著名人の肖像・指名の持つ顧客の吸引力を排他的にする罪
民事上の損害賠償請求になります。刑事罰は科されません。
2)不正競争防止法違反
他人の商品との混同を生じさせる行為
民事上の損害賠償と個人であれば懲役5年以下または罰金500万円(併科あり)、法人であれば罰金3億円以下の刑事罰が科されます。
ところが、今回問題になっている作品の作家の名前(ペンネーム)が、吉本ばななだった場合、この罪の対象にはならない可能性があります。
Amazon Kindleダイレクト出版の場合、出版社や編集者は間に入りませんから、同名のペンネームはあり得る事なんです。
今回はAmason Kindleの出版時のチェックが甘かったようです。出版時にはIDの登録が必要で、出版申請時に十分にチェックすれば防げた問題です。
そして、法整備がデジタル時代についていけてないですね。
ペンネームの命名は自由ですからね・・・ビックネームと同じペンネームの場合は、出版時にAmazon Kindleダイレクト出版がチェックすべきです。
因みに、Amazon Kindleダイレクト出版からの個人出版をお考えの方がいらっしゃいましたら、僕が主催する「ホムラ出版」にご相談ください。書籍にも電子出版にも対応いたします。ご連絡は直接ご連絡ください!
offer@homurapub.com
ビックネームの偽物が
ビックネームの偽物は、ほかに村上春樹さんの名前で「1970年代に転生して優しい軍王の妻になる」、東野圭吾さんの名前で「アポロX宇宙船から生き残ったのはたった一人第1巻」などのタイトルの偽書籍?が販売されていたことが確認されているそうです。
これらの作品は、生成AIを利用して作成したとみられる表紙画像やあらすじだったようで、あらすじに正しくない日本語が用いられるなどの特徴が散見されたそうです。
推理小説作家の綾辻行人さんはSNSで「村上春樹さん、東野圭吾さん、k京極夏彦さん、伊坂幸太郎さんらも同様の被害に遭っているもよう。ニセモノの作品がアマゾンのキンドルに――って、最低」と憤慨されています。
小説家の和泉桂さんも自身のSNSで「自分もキンドルで出版してますが、この著者の確認がいっさいなく登録できるシステムだと、なりすましできちゃうなあと常々思ってました」と語られています。
作家側からすると、詐欺に近い行為なのでしょうが、同一ペンネームと言われると、ペンネームを商標登録などをしていないと罪には問えないですね。
同一ペンネームからすると、「作風が似ているのはファンだからです」なんていう逃げ口上で曖昧にできてしまいますからね。
出版社を通さないAmazon Kindleダイレクト出版のようなスタイルの場合、ペンネームの使用制限や表紙への両名表記などを科す必要があるでしょうね
最後に、Amazon Kindleダイレクト出版からの個人出版をお考えの方がいらっしゃいましたら、僕が主催する「ホムラ出版」にご相談ください。書籍にも電子出版にも対応いたします。ご連絡は直接ご連絡ください!
offer@homurapub.com
それでは、今日はこの辺で失礼します・・・
スキとフォロー、コメント、とてもうれしいです。
皆さんからのチップと新刊本の購入を心よりお待ちしています。。。
電子書籍版ならばKindle Unlimited で無料で読めるんです。
じゃあまたこの次
DJムッチーでした。
いいなと思ったら応援しよう!
