靴店で「スリッポン」が通じないから「スリップ・オン」と言い換えてみると「スリップ・インズ」ですね⁈と返って来たよ!・・スリップ・インズにはレザーシューズがないやん!
こんにちは、兵庫県民であることがまたまた嫌になってるDJムッチーです。
いつも履いてるスニーカーが、路面が濡れると滑るようになってきたので、新しい靴を買い求めに行った時の事。
その店は、靴の種類が豊富なお店なので、若い店員さんに「お勧めのスリッポンはありますか?」と聞いてみた。(大概の店員さんは僕より若い!)
即座にその店員さんは「置いてないですねぇ・・・」と回答されました。
「うそぉ・・・スリップ・オンですよ」と言い換えると、「ああ・・すみませんスリップ・インズですね」といいながら展示棚まで案内してくれました。そこにはいわあゆるスリッポンが並んでるじゃないですか。
そこで「最近はスリップ・インて呼ぶようになったの?」と聞くとキョトンとした表情で「さぁ~これはスケッチャーズというアメリカの会社が売り出したスリップ・インズという靴ですけどぉ・・・」と応えてくれました。
しかたなく、案内のお礼を言って自分で店内をさがすとスリッポンが何種類も売られています。
もしかしたら、スリッポンていう言葉が無くなったのかな?と自分を納得させて、その日は安いズックと合成レザーのスリッポンを買って帰りました。
ネット検索してみたら
家に帰って「スリッポン」とネット検索してみたら、ちゃんと出て来るじゃないですか。「スリップ・オン・シューズ」の訛であることまで記載されていて、通販各社はたくさんのスリッポンを掲載していました。
「スリッポン」はまだ使える言葉、爺さんが使う言葉じゃなかったのです。
気になって「スリップ・インズ」を検索すると、スケッチャーズ社のプレスリリースが見つかりました。そこには、ロサンゼルス マンハッタンビーチで誕生したThe Comfort Technology Company™の「SKECHERS(スケッチャーズ)」では、手を使わずにスムーズに着脱を可能にしたシューズ【Slip-ins(スリップ・インズ)】を開発。2022年6月下旬より全国のスケッチャーズストア(一部除外店舗あり)にて順次発売を開始しております。とありました。
2年前から有名タレントを使ったテレビCMもやってるようで、かなりの知名度があるようです。(僕が知らんかっただけやんか・・・)
安い靴を売る大手ショップでは、スリップインシューズという呼び名で、高齢者や子育て世代に向けて販売しているのも見つけました。
これは、スリップインズが有名になればなるほどスリッポンはスリップインと呼ばれるようになってしまうのではないかと少し不安になりました。
スリッポンはカフェオレと同じ運命
以前記事で、喫茶店のメニューからカフェオレが消えて、カフェラテになっていることを書きました。理由は人手不足の時代に、カフェラテの方が品質が安定するからです。(下に記事のリンク張っておきます)
では、スリッポンという名前がスリップインにとってかわられる可能性があるのかと言うと、大いにあると思います。
靴を履くは、英語で「put on shoes」。サンダルをつっかけるのは、「slip on sandals」。これを合わせて「slip on shoes」というイギリスで生まれた新語で、当初は室内履きでした。日本人の耳には「スリッポン」と聞こえたのでしょう。
ちなみに、日本で生まれたスリッパは、室内履きスリッポンが原型ではないかと思います。
少し英語を勉強した日本人には、履くという行為に「on」を使うのが実感できないのではないかと思うのです。
靴に足を突っ込むので「in」の方がしっくりするような気がします。slip in にすると滑り込ませるという意味になるので、より実行動に近い感じがしませんか・・・
翻訳して英語を理解しようとする日本人には、slip inのほうがしっくりくるので、おそらくスリッポンはスリップ・インにとってかわられる可能性は大きいと思います。
僕は、スリッポンって可愛い感じがするし、ポンがぽんこつを思い出して憎めなくて好きな名前なんです。だから、消えてしまわないでほしいと祈っています。
皆さんは、どうですか?
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。