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\蓼食う虫も好き好き/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ70】

みなさん、こんばんは!

 うさみです。

 NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。プログラムの集大成で発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。

 この発信は、基本、毎週日曜日にお届けしています。
 今回は、最近気になったニュースについて。よろしければ、最後までご覧ください。


 最近気になっていたこちらのニュース。3月中旬ごろには判決が下り、国が控訴するか対応を検討するとのことでした。そして、この度、控訴を断念したと報道されました。

 ちなみに、2021年度の日本の難民認定率は0.7%。NPO法人難民支援協会によると、欧米諸国と比較してダントツの低さだということがわかります。

 そもそも、日本の難民認定率の低さは前から感じていた部分がありましたが、今回は申請した女性がLGBTQであったという点が大きなポイントだったようです。

 ニュースでも触れられている通り、「同性愛を理由に母国で迫害されるおそれがある」とのことで、母国のウガンダでは、時を同じくして反同性愛法が成立したことも書かれていました。

 世界の流れを逆行するような動きだなと思いつつ、ウガンダについて少し調べてみると、この法案成立以前に、同性愛行為は違法とされていることがわかりました。同性愛は犯罪とされているのです。

 「人を好きになること」が犯罪になるって、なんなんでしょう。あまりに想像できません。さらに、実はこういった状況はウガンダだけではないようです。性的少数者の国際協会である国際レズビアン・ゲイ協会「ILGA」によれば、国連に加盟する66カ国が、同性愛関係を違法行為と定めているとのことでした。

 人権とは何かを改めて考えさせられますね。

 日本には、昔から「蓼食う虫も好き好き」なんて諺があります。「蓼」は「たで」と読み、植物の種類を指します。この蓼の葉には辛み成分が含まれており、一部の虫しか食べないそうです。
 そこから、「人の好み、特に男女の好みはそれぞれである」ということを意味しています。

 この言葉に尽きると思いませんか?
 
 人を好きになることにそれぞれ個人差があるのは当然です。その人の好きなポイントが異なるように、好きな人の対象もそれぞれでいいのになと思ってしまいます。

 背の高い人、背の低い人、やさしい人、面白い人など容姿や内面の違いだけでなく、同性でも異性でも「蓼食う虫も好き好き」だねと言い合える世の中になればいいのにと願ってやみません。

最後までご覧いただきありがとうございました。
うさみ

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