春の南大阪で、安藤忠雄建築をたずねる① 近つ飛鳥の歴史
久しぶりの更新になりました。本当に年度末の業務に忙殺されて、疲弊してました。少しずつ暖かくなってきて春も感じます。のんびり癒し…春の桜…そうだ、あの日のことを書こう。と思い立ちました。
昨年春、祖母と父と私の三人で、桜の咲き始めた南大阪を訪ねました。
祖母とのんびり歩けるところを軸に、車で大阪と奈良の県境付近にある、近つ飛鳥博物館と、狭山池へ行きました。
どーん!と、そびえ立つ黄泉の塔。安藤忠雄氏の設計です。
近つ飛鳥博物館の屋上で、この大階段からの景色は本当に圧倒されました。
青空とコンクリートの異質な組み合わせも、THE安藤忠雄で引き込まれる。
ここ、後から知ったんだけど、あのリポビタンDのCMロケ地で、キムタクが来ていたみたいなんです。
え、ほんとにココにキムタクが!?と思ってしまいますが、確かに放映されていて、この大階段をジャンプしてました。かくいう私はリポD鬼ユーザーです。
近つ飛鳥博物館の館内もしっかり見学しました。
まず、「近つ飛鳥」とは、現在の大阪府羽曳野市や南河内郡太子町あたりのことらしい。対称に、「遠つ飛鳥」もあり、奈良の飛鳥のことを意味するそうです。地域のことなんだ〜
音声ガイドを借りて、いざ見学。
教科書で見覚えのある形、古墳です。
展示室自体も、古墳の形になってます。これも安藤忠雄氏の設計のようです。凄い!
古墳って近くで見るとこうなってるんだー!
はにわってここに並べるものだったの!?
古墳に比べて、人間がミニチュアすぎて可愛い。
人の手で、この大規模なお墓を作り上げるって途方もなく凄いことだ。よっぽど偉い人のお墓だということがよく分かります。
教科書で見たことのある、これもはにわ!
動物を模したものは、かなりキュートでした。
古墳の中央、お墓の中です。あの大きな古墳に比べると小さいけど、お部屋みたいになってた。
貴重な資料が展示されていて、かなり見応えのある博物館でした。考古学の好きな人はたまらない。教科書で習ったレベルの知識でも、テンション上がります。
しかも、館内がめっちゃ綺麗だった!
なんてったって、飛鳥、古墳の時代です。京都の歴史の比じゃない。それにしても、関西の歴史の深さは半端ないなと改めて思います。だって大阪とか奈良とか、古墳たくさんあるもんなあ。
博物館を出てすぐ、風土記の丘という公園。
春は桜が綺麗とのことで、少し様子を見に歩いてみました。
うーん、まだあんまり咲いてないかも?
これ以上のぼるのは疲れてしまうと思ったので、ここで撤収。この先には石室とかがあったみたい。
ここに来るとき、祖母に坂は辛いと思って、なるべく平らな入り口近くの駐車スペースを探してたんだけど、駐車場の方が優しく気遣っていただきました。お心遣いが嬉しかったです。
このあたりはその昔、渡来人の持ち込んだ文化の栄えた地域、つまりは最先端の渋谷みたいな街だったんですね。(たぶん)
祖母も少しは楽しめるかなと思って父が博物館を選んでくれたけど、帰宅後、内容は退屈だったねと言われて笑いました。私はすごく興味深くて来れてよかったけどね!!笑