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はじめての伊勢食べ歩き/名古屋再訪グルメ行脚まとめ

一生に一度はお伊勢参りじゃ~~~!!!

ということで、急遽お伊勢参りに行ってきました。
仕事のあまりの多忙さに、判断力を著しく失っていた。
わたしにあったのは「伊勢神宮の参道には美味いものがたくさんあるらしい」というふんわりとした知識だけ。
名古屋にも一泊したので、後半は名古屋グルメのこと書いてます。



伊勢

へんば餅・さわ餅(へんばや商店 おはらい町店)

11月とは思えぬ日差しの強さに辟易しながら、5時起きの朦朧とした頭でなんとか伊勢神宮の内宮のほうの参道へやってきた。
なんと大学駅伝と場所・時間がモロ被り。交通規制が張られ、バスが無いので駅から30分歩いてきた。腹が減って死にそう。
そんな時目の前に現れたのは、「名物 へんば餅」の看板だった。

へんば餅(左)とさわ餅(右)をそれぞれ一皿ずつ。店内飲食用

なんだこの珍妙な名称の餅は!しかも行列ができるほどの人気店である。気になりすぎる。すきっ腹にいきなり甘味を入れることに抵抗を感じたのは一瞬だけで、気づくと行列に並び餅を注文していた。

へんば餅は、一口食べると想像以上につるつる・もちもちの食感の餅部分の完成度に思わずうなる。中のあんこの甘みが疲れた身体に染み渡った。
さわ餅はサンドイッチのようにあんこと餅が層状になっている。柔らかくて美味しい!へんば餅よりもあんこの存在感が大きい。
個人的にはやはりこの店の看板になっているへんば餅のほうが好きだった。


松阪牛串(お伊勢屋本舗)

これを食べるために内宮に来たのだと言っても過言ではない!松阪牛串一本900円、絶対にこんな場所でしかしないお金の使い方だ。

肉が輝いている・・・

この店も行列ができていた。ぱっと見た感じ、牛串よりも松阪牛コロッケを食べている人のほうが多い。ここは初志貫徹で牛串を注文した。

食べた瞬間、「し、幸せ~~~!!!」ってなった。美味すぎる。
タレの加減がちょうどよく、柔らかくてジューシー。一個食べたら残りが減っちゃう(当たり前)のがマジで悲しかった。これ伊勢神宮来たら絶対に食べたほうがいい。松阪牛ってやっぱ違うんだ…ってなります。


松阪牛にぎり(味匠館 森下酒店)

参道を歩いているとちょくちょく見かける牛にぎりが気になりすぎて、かの有名な「おかげ横丁」内のこちらのお店で買ってみた。お酒やホタテのバター焼きとかも売っていて美味しそうだった。

ビジュ良すぎない?

職人技を感じる美しいビジュアルである。食べてしまうのがもったいないくらいだったが、一口でいただいた。肉にしっかりと味がついてコショウがかかっているため、なんというか、高級なローストビーフやハムを食べてるみたいだった…!すぐに食べ終わってしまいさみしかった。


おかか伊勢焼きうどん(伊勢醤油本舗)

伊勢と言えば伊勢うどんなのだが、食べたことのある同行者の好みに照らすと味が濃くて好きではないらしい。そんなあ。
では焼きうどんにしよう!ということでお醤油屋さんの食べ歩きメニューである伊勢焼きうどんにおかかをトッピングした。ふたを開けた瞬間、かつお節が飛んでいきそうになる。そしてものすごい良い香りがする。

量はそんなに多くない

結論から言って最高に美味しかった。うどんすごくもちもちしてる!!!
うどんによく絡まった醤油の味がまた天才的。人生で一番の焼きうどんだと思う。間違いなく。トッピングをおかかにしたのも味に深みが出て正解だった。書いている今もあの太いうどんの食感を思い出してよだれが出そう。


手こね寿司(漁師直営店 浜幸)

二日目の昼、外宮を参拝した後に鳥羽で食べた。手こね寿司とは海鮮の漬け丼のようなものらしい。海鮮大好きなので絶対に食べてみたかったのだ。

めっちゃ豪華~!

まあ、あの、海鮮丼でした!目新しさは無かった!でもアワビが乗っていたのは良かったな。ほとんど初めて食べました。ネタが新鮮で、前日は肉ばかり食べていたのでとにかく嬉しかった。中トロとウニが美味しかった…。

ということで、ここまでが伊勢グルメでした!ちなみに宿では松阪牛のメンチカツが出てきて絶品だった。3連休の台風一過後だったからかとにかく伊勢神宮周辺は激混み。もう少しゆっくりできる時にまた食べ歩きしたいな。


名古屋

唐揚げ定食(鯛めしと和食 八十八商店 ラシック)

さてここからは名古屋です。名古屋と言えば8月に人生初訪問してグルメを堪能して以来、夢に見そう(見てはいない)なほどハマってしまい焦がれた地である。最初にご紹介するのは全くご当地グルメではない、ラシックという商業施設のレストラン街にあるお店の唐揚げ定食なのだが、感動しちゃうくらい美味しかった。

おろしポン酢で味変できる!

というのも、実は伊勢のほうでお腹の調子を崩してしまい、とにかく普通の物が食べたかったのだ。
※この記事で上げたものでおなか壊したわけじゃないです。風が冷たくて冷えちゃったんだ・・・。

鯛めし屋さんで鯛めしを食べずに唐揚げ定食にすることに一抹の申し訳なさを感じたが、結果的に大正解だった気がする!揚げたての唐揚げは上品な味で美味しく、白いご飯もちゃんと炊きたてのクオリティのまま出てきて誠実な味がしてめちゃくちゃ胃が喜んでいた。味噌田楽や味噌汁で名古屋らしい八丁味噌の味を堪能できるのも嬉しい。すっかり元気になった!


鉄板小倉トースト(喫茶ニューポピー)

名古屋のホテルで一泊して翌朝。ここまで来たからには有名な喫茶店に行きたい!ということで喫茶ニューポピーさんへ。伝統的な建築の立ち並ぶ通りにあり、雰囲気が最高だった!店内は3階建てで居心地が良い。掃除も行き届いていて清潔感がある。

これぞ名古屋グルメ!

お目当ては鉄板小倉トーストである。黒ごま風味のトーストにたっぷりの小倉あん、黒いつぶつぶのある懐かしい感じのバニラアイス、そして鉄板が熱いうちにコーヒーシロップをかけていただく。なんとユニークな食べ物!

人気店なだけあって本当~に美味しかった…頑張って早起きして良かった。
パンがごまのパンなのがすごい。名古屋ではよくあるものなのだろうか?ごまの風味と、小倉と、アイスと、コーヒー。ベクトルの違ういくつもの味がパンの食感と共にお口に入ってきて美味しいと同時に面白かった。


味噌煮込みうどん名古屋コーチン入り(山本屋本店 JR名古屋駅店)

名古屋駅で新幹線に乗る前にお昼ご飯。かの有名な名古屋グルメ、味噌煮込みうどんの有名店だ。名古屋コーチン入りにすると値段が跳ね上がる。

卵のありなしは選べる。

鍋の蓋を取り皿にして食べるのがこのお店流(名古屋流ではないよな?)らしい。そしてお漬物がたっぷり来るのが嬉しい!薄味で美味しかった。さて、肝心のうどんはというと…。一口食べて衝撃が走る。

え・・・?固い・・・。どういうこと?!芯が残ってるくらい固い!!!

「!!?」となりながら一口、もう一口、と食べ進めていく。出汁はめちゃくちゃ濃い味で、いかにも名古屋って感じがする。名古屋コーチンは想像の倍量入っていて、ため息が出るほどに美味い。ただ、やはりうどんが固すぎる!!これが味噌煮込みうどんの正解だというのか・・・!?

一昨日の伊勢うどんがもちもち柔らかだったのもあり、うどんという食べ物の多様性に脳がついていけないまま、濃い味噌と名古屋コーチンの旨味に脳がマヒし、気づけば完食していた。物足りなささえ感じた。これはつまり、あの固いうどんを、わたしは「美味しい」と感じたのだろうか…?

初めてのうどん体験すぎて、理解がどうやら追いつかなかったらしい。
だが、数日たった今なら言える。あれは、美味しかった。あの濃い味噌出汁を食べるには、あのうどんの固さが最適解なのだ、きっと。


天むす(ごちそう焼きむすび おにまる 大須店)

新幹線に乗って無事に帰宅したわたしのその日の夕食は、大須で買っておいた天むすだった。こちらのお店、完全名古屋ローカルの、商店街でがんばっているおにぎり屋さんかと思って買ったのだが…なんか有名なお店みたいで東京や京都にも店舗があった!

沢山色んな味があって迷ったのだが、「柚子塩こうじ天むす」「高菜しょうが」をセレクト。食べた瞬間叫びそうになった。いや自宅だったしなんなら叫んでたかもしれない。美味え~~~!!!!!

柚とか大葉とか、しょうがとか。そういうお薬味が大好きなんだよわたしは。なんで何時間も経ってるのにこんなに美味しいの!?って感じ。まじで感動した。天むすの「天」成分が満足過ぎて、食べ終わりたくなかった…。
どうしよう、もう一度食べたい…。なぜわたしは名古屋に住んでないんだろう。ここのおむすび全種類制覇したいよ。うう、恋しい…。


ということで、伊勢に行ったはずが結局名古屋の飯に感動して帰ってきました。2か月半ぶり2回目の名古屋は相変わらず最高の土地だったし、人生初の伊勢も面白かった。次の記事では行った場所のこととか書きたいです。


前に名古屋に行った時のグルメレポもどうぞ!


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