芋づる式記憶の話

ビロウな話で恐縮ですが、昨夜はyoutubeで耳掃除動画を楽しんでしまいました。
なんとも言えないスッキリ感がたまらなくて、クセになりますね。
耳の穴って、カーブしたり死角になる部分が多いから隠れたところに汚れがあったり、ちょっとした耳垢だと思っても引っ張ってみたら実はズルズルと大きなものだったり……。時間泥棒されてしまいました。

耳掃除動画を見ていて思い出したのは、サザエの壺焼き。あれも上手いこと入り口の身を持ってグルグルズルズルとしないと「キモ」まで食べられませんよね。上手くいくと爽快ですが、ブチっと入り口で切れてしまうとガッカリ……という射幸心を煽ってくる食べ物だと思います。耳掃除の話の後に食べ物の話をするのもどうかと思いますけど。

このように、グルグルズルズルッと根こそぎに何かが取れることってめちゃくちゃ気持ちいいことなんだと再実感したわけなんですが、つい先日も自分の身に「グルグルズルズルッ」が起こったことを思い出しました。

いま就いている仕事はかなりの頻度で、お話しする相手の話を根こそぎ聞いて話でもらうことが多く、ついついプライベートに会う友人に対しても聞き役に徹してしまって、マジでインタビュアーかよ!ってくらい質問を投げまくっちゃうこの頃なのですが。
おうちでオタ活が完結してしまうのが近年の社会人の常で、オタグッズ消費もなだらかめ。近所の雑貨屋さんでグッズが買えちゃったり、通販で完結したり。本だって電子書籍かAmazonで済ませる生活を送っています。

先日、たまたま前からの知り合いがアニメや漫画好きなことが判明し、ちょこっとご飯でも……。という話になりました。
といっても、オタクとしての会合初見は様子伺いの回なので相手の好きなものや地雷を読み合うことに徹するのが常。今回もインタビューかな…?なんて思っていたら、なんと相手はめちゃくちゃ趣味の合う積み重ねるタイプの活字系雑色オタクだったのだ……!(大声早口前回までのあらすじ)
相手のおすすめの作品を聞いて、だったらこの作品も好きそうね、と提案した作品を読んでる読んでる……好きなものやことについて話しているうちに気付けば忘れていたあの作品やこの作品についてめちゃくちゃ話してしまっていたのでした。

よく、王様のブランチなんかでタレントさんが「この作品が好きで〜このシーンの誰がこう最高で〜」なんて紹介しているのを見て、「さすがテレビに出る人は違うな……私が作品オススメする時にはそんな風にシーンを織り交ぜて紹介なんて上手にできないな……」なんて、勝手に劣等感抱いてましたが、ちがいました〜〜〜!わたしにもできました〜〜〜!

話しているうちに俎上に乗ってる作品のここが好き!エモい!ってシーンがズルズル頭の中から出てきて、あの作品も!この作品も!ってなって、話し足りない!!!ってなっちゃって、アドレナリン出まくりのキャーー!って状態(語彙力)
家に帰ってみたら、いろんな化粧品やら食べ物やらためしていたここ数ヶ月でいちばん肌がしっとりしとりました……。萌えってやっぱり最強の美容液なのね。

そんなわけで、頭の中のグルグルズルズルを体験したのですが、まあ〜〜やっぱりめちゃくちゃ気持ちいい。定期的にあの感覚は味わいたいなあと思っちゃったわけです。
毎日書く思ったことをぶつけるこの場所がそんな感じで使えるようなところにできたらいいな〜と思います。

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