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さようならを使う機会がない
「さようなら」という言葉を使うことがない。
「ばいばい」「またね」「じゃあね」。無意識に出るのは同義のふたつで、あえて選ばなければ「さようなら」は出さない。見栄えするので記すことはあるが、少なくとも口語的ではないような気がして口には出すことがない。
思い返すに、小学生のときは帰りの会で「せんせいさようなら」と言っていた。
普段使わない言い回しを声を揃わせて挨拶させる。あれは言っていたのではなく言
やたらカーブの道が多いバスの中で
spiral chordを聴いて通勤していたとき、眉毛と目が近付いていた。
「大丈夫?」とよく聞かれた。大丈夫、と聞かれたら大丈夫と答えるようにできてんだよ、と思いながら、「大丈夫です」と言った。
何かに対して「嫌じゃないか」とよく確認されていた。嫌そうな顔をしていたんだろう。
そういうときはうたうように口から出る文句として「嫌だと思ったことはない」なんて嘘をついていた。
なにそれ。うるせえな。