見出し画像

自己紹介〜社会人編〜(鬼怖上司に憧れて)

前記事では、社会人になり、私の人生のキーパーソンである鬼怖上司との出会いを綴りました。
鬼怖上司との出会いがきっかけで、私は、私と言う人間を少し知り始めることに。
まだ前記事をお読みではない方は、ぜひ♪

前記事


そして、鬼怖上司との出会いから数年。
あれだけヘタレだった私が、鬼怖上司に任命され、郊外の店長になることに。
そして、そこで初めての店長業務、スタッフ教育、顧客様との関係性など、たくさんの壁にぶち当たりまくりました。
その中でも、今記事では、スタッフと人間関係に悩みに悩み、四苦八苦の店長時代を書いています。
是非、最後まで読んでいただけたら嬉しいです^_^

〜初めての店長職は四苦八苦〜

数年間、鬼怖上司の下で、耐え続けた甲斐あって、販売力もイマイチのままではありますが、何とか人並みの販売員へと成長できた私。
次なる試練は、な、な、な、なんと!
郊外店の店長と言う試練でした(●
˃̶͈̀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
初め、この話を聞かされた時、何かのドッキリかと思いました。笑
私が、店長…。
嬉しい反面、恐ろしくもあり、私なんかが務まるのだろうか。
当時は、そんないろいろな感情で埋め尽くされ、何とも言えない気持ちでした。

感情の波に呑み込まれながらも、郊外店で店長として立つ日がやってきました。
スタッフは、私を含めて3人でした。
この郊外店がまた、何とも複雑な店舗構成で、人間関係もかなり複雑化されていました。
よりによって、なぜ、初店長就任がこの店舗なんだ。
しかも、家からは1時間以上かかる通勤ラッシュアワー地獄。
もはや、昇格ではなく、左遷のような気持ちで、やはりスタートは踏んだり蹴ったりでした_:(´ཀ`」 ∠):

そんな感じで始まった、初の店長職。何も上手くいくことがなく、とにかく四苦八苦、
七転び八起きの3年間でした。
この店舗では、私を含め、スタッフは3人で構成されていました。
店長である私、そして店長をサポートする中間管理職のようなサブ。
そして、3番手と呼ばれる人材配置。
毎月の売上目標があり、その売上を達成するには、3人のバランスが非常に重要でした。
店長業務は、売上はもちろんのこと、書類や、在庫管理、スタッフ育成なんかもあり、目が回るようでした。
今までは、売上。特に個人売上目標を達成することに、全力を注げていました。
それでも至らない月もあった私が、店舗全体の売上をカバーしていくのは、至難の業でした。

1人で様々な業務をこなしつつ、売上も、は現実的ではありませんでした。
なので、私は、サブに販売力を望みました。
しかし、販売力と言っても、その日の来店客数などもあります。
来店客数が見込めない平日は、客単価を上げるしかありません。
1人のお客様にセット販売をするほか、売上達成の道が断たれてしまう日もある店舗環境。かなりの販売力がある人材であっても、プレッシャーがかかるであろうに、それを承知で、当時そこまでまだ、販売力がないサブに私は、酷な望みを託しました。
酷い上司です。
これこそ、本当の意味での鬼怖上司だと思います。

そんな感じで私は慣れない業務と売上のプレッシャーもあり、日に日にイライラを募らせるようになりました。
売上を取らなければ…。
そして、私はこのプレッシャーに耐えきれず、スタッフ全員に強要するようになっていきました。
1人のお客様が入ってくると、緊張感が走る売り場だったのではないかと思います。
売り場の雰囲気は、日に日に悪くなっていたように思います。

そんな中でも、1年間は前年比、売上目標共に大幅にクリアできました。
しかし、スタッフと私の距離感は、完全に溝ができていったように思います。
私が、店長職を務めたのは、たったの3年ほどだったと思います。
しかし、その間に、6名ほどのスタッフ入れ替わりがありました。
私の暴君の酷さが、物語っています。

〜スタッフが定着しないのは〜

私は、これまなで、何かの役職に就いたことは一度もありませんでした。
そのため、急に店長になった所で、人としての器が完全に小者の私だったため、どう振舞っていいものか、そしてどう言葉で伝えて、コミュニケーションを取っていいものかなど、全く手探りの状態でした。
そんな小者店長だった私。
完全なるミスを犯すんですよね〜。

そのミスとは何か。
それは、小物が大物と同じ振る舞いをする。自分という人間を無視し、表だけを取り繕った真似事をしたことでした。

わからないなら、わからないと。
出来ないことは出来ないと。
等身大の自分でスタッフと接していれば、こんなにも沢山の人の入れ替わりは無かったのではないか、と思っています。
私は、当時、虚勢を張っていました。
新人店長、店長として経歴が無い。本当は、販売力もそんなに無い。
人としてもまだまだ薄っぺらい。
こんな自分じゃ、スタッフにバカにされてしまう。

店長たる者、そんなではいけない。
と、店長とは、と言うイメージが完全に自分の中で、一人歩きしていたように思います。
とにかく、本当の自分を知られ、軽蔑されるのが怖かったのだと思います。

〜鬼怖上司に憧れて〜

そのため、とにかくハチャメチャに鬼怖上司を真似りました。
ハチャメチャに真似るとは、「怒る・叱る」と言う行為のみを真似たのです。
鬼怖上司は、当時の私の理想の店長像だったんです。
出会った当時は嫌いだったこの上司が、この頃には、尊敬に変わっていたのです。
そして、今なら分かります。
私が一番、真似したかったことが。
本当は、愛情深いところを一番真似したかったんだと。

時に、乱暴でぶつかり合っても、スタッフを大切にし、言葉を尽くし、向き合う。
そんな店長になりたかったのだと。

しかし、バカにされたくない、何も無い人って思われたくない。
そんな余計な私の思い込みのせいで、しょうもない虚勢のせいで、素敵なところがたくさんあったスタッフの方達を、傷つけ、自尊心をズタズタにしたのだと思うと、退職して7年経つ今でも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

〜店長時代の私に必要だったもの〜

当時の私に、自分を曝け出す勇気があれば、と思いました。
スタッフの方達を、信頼していればと。
つまらない自分の虚栄心を満たすために、スタッフの方たちは居るのではないのだと気づいていれば、と強く後悔しています。
そして、もし仮に、等身大の自分を曝け出し、その上でスタッフにバカにされたり、ガッカリされたとしても、どう感じどう振る舞うかは、他者であるスタッフが決めること。
私には、コントロール出来ない範囲なのだと知ること。それは、とても大切だと今は感じています。
私は、相手の反応や、理想に応える為に、生きているのではないのです。
そして、それは逆も然りだと言うことです。

そんなこんなで四苦八苦な店長時代では、他者を信頼することの大切さと、難しさを知りました。
そして、等身大の自分でいる恐怖を、受け入れる難しさなんかも知りました。
さらには、承認欲求を他者に望むべきではないと言うことも。
これらの気づきは、次回の記事予定の結婚とパートナーシップ、育児と親子関係に大きく関わってくることになるとは、この当時の私は知る由もないのですが。

では、この続きはまた次回ということで^_^
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
私の経験が、少しでも皆様の気づきや、勇気づけになれたらと願っています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集