見出し画像

『長編小説』SNSバトルロワイヤル5

前回はこちら

リアルで会うと、身振りや手振り、表情、態度、目の色、匂い、それで、なあんか許せてしまう私は、もしかすると、優しいのかしら。

「君はね、そういう人って、自分がつまんないから他の人に当たり散らかすんだろうなぁ…… で、何故か誇らしげにしてる。」

「私は思っていることを書いているだけなので、誇りなんて、ちっぽけなもの、持ち合わせてはいないのです。」

「そうかい、僕は君を勘違いしていたのかも知れない」

そう言われ、私も誰かに何か勘違いを繰り返しているように思えて、いや、みんなもそうだろう。

実際に誰かに会うという行為で、事実と虚飾の境界線をしっかりと認知した後に、勘違いかどうかを知る。

それくらいでいいのかと私は思った。


「楽しい」


いいなと思ったら応援しよう!

光治(みつおさむ)
よろぴく!