6月・展示販売・伊那岡谷茅野。
6月ももう終わってしまいますね。
今月はcoldmountainstudyとしては珍しい感じの月になりました。
直接で出向いての出店販売はなかったのに委託販売2軒。
なおかつcold'sのもう一つの軸であるまちライブラリーの大きめな活動もあり、ということで。
まずは伊那でゲストハウス(・・・というか複合施設ですね。日によって飲食やら、土蔵を活かした映画上映スペースやらありますから。)を運営されている「赤石商店」さんで委託販売型のブックマーケットがあるという情報が入り。
以前仲間と一度訪れたことがあることや、SNSで頻繁に愉し気な情報が流れてくることから同じ信州とは言え遠い伊那でも注目していた場所で、本のイベント。
前から仲間が赤石商店内で本屋をしたことがあったり、実際訪れてセンスのいい蔵書の多い場所だと感じていたり・・・でこれはもう出るしかないだろう、出たい!と。
調べてみると本屋仲間の多くも参加を決めていて、迷わず参加。
那覇の美術系に強い古本屋「言事堂」さんがいつの間にか信州に。
今回の店番を引き受けてくれるということで(今後上諏訪で開店予定)さらに愉しみが増す。
昨年近隣・佐久穂の新駒書店さんと八ヶ岳高原ヒュッテに出店したときもそうなんですが、同じ本屋であるかたが自分の本をどう扱って(並べて)くれるかって結構愉しみだったり。絶対に自分の並べ方と違うことだけはわかるし。
結果当店としても全体としても、予想を上回る反響。
会期中残念ながら直接会場を訪れることは叶わなかったのですが(釣りのベストコンディションと重なってしまった、ということもあります。釣りするために千曲川畔に住まいを移したのですからこれはもう何に比しても優先なのです。)その活気を直接感じたかったですね。
しかしこのイベント、今回限りでなく継続開催とのこと。秋には是非とも直接出向きたい・・・。
・・・なんて思っていたら。
このイベントを継続する形で、岡谷にあるオーガニックストアである「cambio」さんが引き続きブック・マーケットを開催してくれるというではないですか!
そうかそうか!・・・とこちらも迷わず継続参加快諾。店番は同じく「言事堂」さんとのこと。
しかし赤石商店さんの場合の選書とテーマもややズレるし、冊数も減ってしまったので補強したいしどうしようか・・・?
・・・と思ったいたところ。
機会があるじゃないですか!
6/25は茅野駅ビル「ベルビオ」内にあるまちライブラリー「MyBookStation茅野駅」の拡張再オープンイベントにお招きいただいており、予定は午後から。
午前中に岡谷~諏訪と、回れるじゃあないですか!
ならば、とせっかくこの春無料化された新和田トンネルを使って朝は7時からやっている県内の優秀な中華そばを諏訪湖を眺めながら愉しみ、岡谷へ・・・なんて計画を立ててみました。
この日は諏訪湖畔でトライアスロンの大会が開催されており(この炎天下・・・)交通規制がそこかしこ。尚且つ不慣れな岡谷の町ということで若干苦労しましたが、まずは”町の名店”である笠原書店へ。
うんうん、いい書店ですね。向かいの商業施設「レイクウォーク」内にも支店があり地元に根付いてる感が伝わります。
ここから300mほどのところに先に紹介した「cambio」さん。
早速イベント告知してくれていました。
店主さんにご挨拶、事情を話し追加分の本も受け入れていただき・・・と話していてこの時点で参加に間違いなし、との印象。
直接だろうが委託販売だろうが・・・”違うな”という感じのままお仕事な話は受けないことにしています。それは後になって後悔することが多い。今回の赤石商店さんやcambioさんは事前に”そうでない”ことがわかる。同じ方向向いていることがわかる。こういう時は売り上げどうこうでなく”いい仕事”になることが多いんです。やはり。
安心して本を託し、トライアスロンの影響についてもcambioさんから情報を仕入れ、諏訪湖南岸を回っていざ諏訪経由茅野へ。
・・・の間にもこんなお店を回ってます。(今回は収穫少なかったですが。)出先のBOOKOFF巡りを趣味とする本屋さんは結構多いのですよ。
今回は茅野から仕事を終え帰路へ・・・でしたが富士見町まで足を延ばするとするとさらにこんな本屋さんたちが。
茅野、少しだけ市街地からビーナスライン方面に入ったところにBOOKOFF。
(国道沿いの旧店舗の方が品揃えは好きでした。)
富士見のJAのショッピングモール内にもいい選書の新刊書店さん。
そして外せないのが商店街にある「mountain bookcase」さん。
ボクの”本屋の先生”的本屋さんです。(勝手に。)
今回は残念、上記3店は巡れず。
この日のメインイベントへ。
以前から茅野駅直結の駅ビル「ベルビア」2Fにあった「まちライブラリーMyBookStation茅野駅」がその面積を倍以上に拡げ市民広場としての役割も狙い拡張再オープン。
その記念イベントのトークセッションのゲストとして招かれ、僭越ながらお話しに参加させていただきました。
ちなみにこのイベント、まちライブラリー提唱者の礒井純充さんや・・・
長野県立図書館・元館長の平賀研也さんも参加された大変豪華なイベント。
この場をどうするか・どうしたいか?
そんな問いに駅直結の非常にオープンな場としてのライブラリーの対極にある非常にクローズなライブラリー(ウチね)という立場から発言させていただき、少し幅の活性化のお役に立てたかな?と。
やっぱりこういう明るい開けた場では高校生とか若い健全なパワーに期待したいよなぁ、とか。飲食もOKとのこと、さらに企みは企てやすいのでは?
などなど。
他の参加者の皆さんの新しい考えや取り組み、それ以上に新たなつながりの歓びを感じつつ。
タイヘン疲れながらも久々に本屋的刺激と歓びにに満ち溢れた一日となりました。
本当は来週土曜も上田の再生古民家で本を並べるのでそちらも・・・と行きたいところなのですが。
そこはまたひとつ、別の話になりそうなので改めて。
もちろん毎月恒例の新刊案内も間に入れて行きますよ。
ではでは。
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coldmountainstudy 店主:鳥越将路
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