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コモンズ30ファンドの月次報告~わたしの読み方・2024年4月運用分~

コモンズレター

#コモンズ投信#コモンズ30ファンド のコモンズレター4月運用分が公開されました。

コモンズ30ファンド_コモンズレター


渋澤と伊井の想い

今月は【アブダビで思い立った長期投資】と題して、会長の渋澤さんのコメントです。
17年前に訪れたアラブ首長国連邦(UAE)の首都のアブダビへ訪れた話に、重ね合わせてコモングラウンドについて書かれています。

17年前は、コモンズ投信の構想を伊井らと練っていた最中だったので、思い立ったことがありました。
当時、世界のSWF(Sovereign Wealth Fund)すなわち「国家ファンド」の存在が話題になっていましたの ですが、気づきました。
この地域の国家=王族である。
つまり、ここのSWFとはファミリー財産を運用するファンドなのです。
ファミリーとして重視することは家族繁栄の持続性。
70年ぐらいより昔は貧しい漁村しかなかった枯れた地 に油田が発見され、王族ファミリーは一気に世界有数の富豪になりました。
ただ、いずれ、このような資源は枯渇します。

17年前の当時、石油天然ガス資源大国であるアブダビが積極的に太陽光発電など持続可能なエネルギーに巨大な投資額を投入し始めていたことが印象に残りました。
なるほど、ファミリーの子孫が昔の生活に逆戻りすることないように、現在築いた繁栄の持続性のために様々な長期投資を主体的に行っていたのです。
日本に、このようなSWFはありません。

ただ、思いました。

日本全国のひとつひとつの世帯は小さな小さな王国といえるのではないか。そのプチ・ソブリンの想いや期待には、自分の子孫にも豊かな暮らしをしてほしいといった望みがあるはずです。
そのような、日本全国のプチ・ソブリンが「よりよい明日」という期待に寄り添う場、コモングラウンドをつくりたい
そう思いました。

今年で15周年を迎えるコモンズ30ファンドは、まだまだ、これからで す。ただ、着実に長期投資の道を日本全国の「お仲間」(お客さま)と 共に歩んできました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

コモンズレターより

わたしもコモンズ投信の積み立てを通じて、コモングラウンドを活用し、楽しませてもらっています。
わたしだけでなく、コモングラウンドに集うお仲間と共に、コモングラウンドをたのしい場にしていけたらと思っています。

運用状況

当月、上場来高値を更新した銘柄は7銘柄、年初来高値を更新した銘柄は10銘柄ありました。
当ファンドの組入銘柄数は先月に続き30社となっています。
年初から大きく上昇してきた日本株も調整局面に入りました。
しばらくはレンジ内での推移になると考えています。
2月、3月企業の本決算も発表されてきていますが、為替の円安効果もあり全体的には好調な決算となっています。
さらに、企業側も資本コストや株価を意識した経営に変化してきていることもあり、増配や自社株買いも活発化しています。
こうした構造的な変化は株価の下支えにつながっていると思います。
引き続き、決算発表のしっかりしたフォローと丁寧な調査・運用を継続していきます。

コモンズレターより

上場来高値を更新する会社、年初来高値を更新する会社が毎月あります。
全ての会社が絶好調というわけではありませんが、現在組み入れている30社がそれぞれに個性を発揮してもらえたら、成果に繋がるんじゃないかと思います。

コモンズ投信、コモンズ30ファンドの投資先は、毎月注目して見ています。

今月のピック!

30社程度に投資しているコモンズ30ファンドですから、単純にして考えると、10回に1度は今月のピックに登場する計算になります。
年に1度は接する機会がありますね。
毎月、アナリストの皆さんの熱い想いが伝わる内容です。

日揮HD

営業利益の赤字転落とのこと。
それについて書かれています。

営業利益の赤字転落の背景は、手がけている海外案件の追加損失やリスク対応費用が膨らんだことによるものです。
案件としては、タイの化学案件、サウジアラビアの石油・ガス分離設備建設プロジェクト、サウジアラビアのNGL(天然ガス液)プラント増強プロジェクト、インドネシアのLNG(液化天然ガス)ターミナル案件、などです。
複数案件の採算悪化を受けて、日揮HDは、海外のプロジェクトの遂行能力および管理体制の再構築を進めています

コモンズレターより

管理体制の再構築を進めているとのこと。
会社との対話を重ねて、フォローをお願いしたいですね。

信越化学工業

半導体露光材料は先端半導体の製造に不可欠で、品質に対する要求も高度化し続けている成長分野であることから、中長期の目線では塩化ビニル樹脂、半導体シリコンに続く第三の柱となることを期待したいところです。

コモンズレターより

先月も書きましたが、半導体については全くわからないわたしですが、専門的に見るアナリストの皆さんがいてくれるので、安心して任せられます。
詳しい解説もありがとうございます。

デンソー

グローバル全体の自動車生産台数増加に見合った利益の確保、規律を持った設備投資、保有意義の精査とスピード感を持った政策保有株の検証・売却を通じて、稼ぐ力と環境・安心領域に貢献する製品創出力が強固なものになると期待しております

コモンズレターより

デンソーには、コモンズ投信を通じた工場見学等で何度かお世話になっています。
こういった体験を通じて、期待せずにはいられないですね。

過去にこんな投稿をしています。

半導体の都・熊本に出張しました!

今アツい、熊本出張の様子がレポートされています。
運用部の奥さんの目線で書かれているのがいいですね。

さて、地域の様子についてですが、やはり活気を実感しました。
羽田~熊本の飛行機は木曜日にもかかわらず往復とも満席で、熊本駅に到着すると想像以上に外国人らしき姿を見かけました。
地元の方によると、「県外ナンバーが増えた」「高級車を見かけるようになった」「渋 滞がひどくなった」「中国語を聞く機会が明らかに増えた」「台湾人は 家を買って定住する」「不動産が活発に取引されている」ようです。
実際、帰宅時間帯になると工場近くに渋滞ができはじめました。
公共交通機関の拡充や高速道路の新設などが重要になるでしょう。
工場最寄りの原水駅では、何人も中国語(少数ながら韓国語も)を話している様子を確認できました。
台湾からやってきた彼らをターゲットにしているのか、熊本駅近くには億ション(1億円越えのマンション)や高級ホテルが用意されています。
半導体工場誘致の威力はもの凄いです。

原嶋と一緒に福岡の博多・天神エリアの大規模同時再開発「博多コネクティッド」・「天神ビッグバン」の各現場も確認してきましたが、規模が非常に大きく感じられました
半導体関連産業の九州オフィスなどがたくさん入居するのかもしれません。
福岡の中心部のホテルは満室ばかりで難儀しましたが、ホテル併設型のオフィスの建設が目についたため、少しは需給バランスが改善されそうです。
一方で同時にこれだけ建設ていると、取り合いだと話題の電気工事士などはまだしばらく引っ張りだこになるだろうと予想されます。
九州エリアの未来にワクワクさせられた出張でした。

コモンズレターより

こちらも併せて読んでみてはいかがでしょうか。

コモンズSEEDCapからのお知らせ

第15回コモンズSEEDCap最終候補者3者が決定したそうです。
毎回、選ぶのが悩ましいですが、最終候補者対談イベントをアーカイブで見られますので、気合を入れて選びたいところです。

では。

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てっさん
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