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普通救命講習会に参加した話

普通救命講習会

人生2回目の普通救命講習会に参加しました。
大人に対する心肺蘇生法(胸骨圧迫、人工呼吸)、AEDの使用法、止血法などが学べる普通救命講習1です。


でも、1回目の受講は平成21年のこと。
東日本大震災よりも前だったんですね。
あっというまに時間が経ってしまったな。

どこで受けられる?

自分の住んでいる地域の消防署(消防局)、日本赤十字社で適時開催されているので受講が可能なほか、資格試験や自動車学校での免許取得の講習に組み込まれていたりします。

わたしの場合は、消防署での講習を申し込みました。
WEB申込みで定員も決まっていて、直近の講習を見ると満員になっていいる講習が多かったため、確実に申し込めるよう開始日に予約しました。

救命講習で教わったこと

平成21年に受けた際のイメージがあり、同じ内容かと思っていたのに大きく変更があったので報告したいと思います。
メモ書きは担当者に直接聞いた話などを記載しています。

①周囲を含めた安全確認

 →まずは自分の安全を確保する。

②意識の確認

 →感染症に気を付けながら確認する。

③119番への通報とAEDの手配

 →周囲のひとに声を掛け手伝ってもらう。
 →手配の際は作業を具体的に指名して役割をハッキリさせる。

④胸骨圧迫

 →そしてとにかく胸骨圧迫で心臓マッサージ。
  強く、早く、絶え間なく行うため、可能であれば複数人で行う。

⑤AED

 →いろいろなタイプはあるが、AEDを開けるとスイッチが入り、音声によ る指示がある。その指示に従って行うこと。
 →電気ショックの際は感電しないよう、周囲の安全確認・安全確保を行うこと。
 →AEDで電気ショック後はAEDの指示に従うこと。再びの胸骨圧迫の要否はAEDが指示してくれるそうです。

以前から変わったなと感じたこと

・『人工呼吸を行う技術と意思があるひとに対しては、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生を行うことが望ましい』⇒『人工呼吸は難しいので、せめて胸骨圧迫だけでも行ってもらいたい』
 →コロナ禍を経て、感染症予防の観点から
 →人工呼吸は訓練を受けたひとでないと効果的に行うことが難しいため

講習時の説明より

一方で、喉に異物が詰まっている場合は、まず背部叩打法を試み、それでも異物が除去の効果がない、幼児や妊婦でなければ腹部突き上げ法を試みることを教えていただきました。

日本医師会ホームページより
日本医師会ホームページより

救急の到着時間は延びる傾向にあるようで、一方で早く処置すれば助かる命があることは間違いないこと。

安易に救急車を呼ぶひとの増加も、原因のひとつだそうです。

周囲のひとが適切に処置することで、命が助かる可能性が高まります。

講習会中にも

講習会中、何度も出動の指令放送が庁舎内に響いていました。
実際に庁舎からの出動も。

エリア内の消防署、出張所等で早く現地へ着けるように出動する隊をエリア内でコントロールしているそうです。
一方で現場が消防署の隣であっても、そこの救急車が出動していれば隣の消防署からは救急隊が来ることが出来ません。
場合によっては、遠くの消防署からの出動もありうるとのこと。
ある程度の時間がかかることを頭に入れて行動することが大切だと繰り返しおっしゃっていました。

かかわることが当たり前の世の中に

見て見ぬふりをしないことが当たり前である世の中であることが大事だと思います。
係わることをしない世の中。
うずくまっていたり、倒れていたら、寄り添ったり、声をあげられるかどうか。
お節介を焼くくらいがちょうどいいのかもしれません。

そんなわたしも『出来るのか?』と問われたら、寄り添いたいとは思いますが、必ず寄り添えると言い切る自信は、悲しい話ですがありませんでした。
でもこれからは必ず寄り添う!と決めました。
必ず!です。
この講習会をきっかけのひとつとして。

では。

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てっさん
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