鎌倉投信”結い2101”の運用報告書、わたしの読み方（2024年3月運用分）

結いだより

結いだより第168号

待っていました。
3月の結いだより（月次運用報告書）が公開されました。

鎌倉投信のサイトはこちらです。

REPORT マイファームについて ～「いい会社」の経営者講演～

マイファームのことは、鎌倉投信が社債を通じて投資を始めたことで知った会社です。
受益者総会でもブースを出すなど、鎌倉投信を通じて触れ合う機会が多い会社です。

昨年TOKYO PRO Market へ上場しましたが、「鎌倉投信では、評価テーマ「共生」のなかでも特に、同社の事業が食料自給率の改善に寄与している点を高く評価しています。「結い 2101」での社債投資は、株式を取得できない理由がある場合としてきました。今後の同社への投資方針については、株式での投資を見送り、社債の継続保有としました。」との記載があります。

農業の可能性とコミュニティの可能性は強く結びついている気がしています。
それについては、機会があれば書きたいと思います。

それにしても、今回の特集は読みごたえがありますね。

COLUMN運用コラム

資産運用部長の五十嵐さんが３つの質問に答えてくれています。

Q1.日本の株式市況が高騰している背景と 「結い 2101」の状況
Q2.「結い 2101」の株価指標面の調整について
Q3.投資先の業績が株価に反映されていない状況について

対応と見通しについて、受益者の皆様にメッセージ

「結い2101」では投資先の組入金額をおおむね同額となる等金額投資をおこなっています。
しかしながら、PBRなど株価指標面で割高で、株価の調整が長引くと考えられた投資先については、等金額投資の目標額から下回った状態を許容し、株価の底打ちが確認されるまで追加買付を抑制してきました。
また、PBRが相対的に高い成長株の構成比を引下げた一方、PBRが相対的に低い割安株を引上げるなどの対応をとってきました。
今後の見通しでは、投資先企業の業績成長率は2024年度も向上すると見込まれます。
また、株価指標であるPBRは、ピーク時の4倍から調整が進み、 2023年後半に1倍台まで低下した後、足下では2倍台に回復するなど、指標面の割高感が薄れた状態にあるとみています。
株式市場の参加者が「結い 2101」の投資先も含めた出遅れ感の強い中小型株に注目するタイミングがいずれ到来すると考えています。
その際には、業績成長率に見合った株価形成がなされ、「結い 2101」の基準価額も向上していくと期待しています。
堅調に積み上がっている投資先の 「いい会社」の企業価値が、いずれ株価に反映されることを期待し、「結い 2101」の基準価額の推移を見守ってください。

鎌倉投信結いだよりより

ゆっくり待ちたいと思います。
鎌倉投信だけに投資をしているひとがいれば、歯がゆい思いをしているかもしれません。
結果を待ちましょう。
時間をかけて待てるのが、個人投資家の強みですから。

いい会社のいいモノ

マザーハウス代表の山口絵理子さん作の絵本が紹介されています。
読んでみたいですね。
わたしでも積読せずに済むかな。

「結い 2101」運用報告 資産形成

スノーピークのMBO（経営陣による企業買収）については、公開買い付けに応じるそうです。
そんな会社が増えてきましたね。

紅麴関連製品の自主回収を発表した「小林製薬」については、投資判断をおこなうに十分な情報が揃うまでは、同社株式の追加買付けを見合わせる方針です。今後、本事案の調査が進展し、小林製薬の方針・対応を確認の上、財務的な影響を見定め投資判断する予定です

鎌倉投信結いだよりより

そうでした。
結い2101は小林製薬に投資しているのでした。

事象が起き、亡くなられた方や健康被害を受けられた方がいらっしゃることは残念ですが、これまでもしっかりと方針や対応を見守り、会社との対話を通じて判断していただければと思います。
そこは鎌倉投信の運用チームにお任せするところです。

運用報告会

5月６月にかけて、運用報告会が予定されているそうです。
お近くの方、そうでない方はオンラインでぜひ参加してみませんか。
運用者の顔、人柄などを見る機会ですよ。

来月の結いだよりも楽しみですね。

では。