ひたすらに刈った日~大地の芸術祭こへび隊活動・作品制作補助編【アケヤマ】~
ヤマノクチ
この日は秋山郷の大赤沢分校のアケヤマへの参加作家、井上唯さんの手伝いをさせてもらいました。
さて、アケヤマとは何でしょうか。
アケヤマとは
・・・だそうです。
アーティスト、サポーター、来客者が住民、地域と長く関係していくプロジェクトであり、別の言い方をすればアートを介して、commons(共有地)に集うプロジェクトという理解です。
カラムシ採取
アンギンづくり(全5回)のワークショップのための準備です。
ひたすらに草を刈り、その葉を取り除く作業です。
そこにあるものをいかに活用するか。
そこにある野草を使ってなにかを作ることは当たり前だったはずです。
カラムシは繊維を採取できるため(それしかなかった、それが一番容易だったという考え方もできるかもしれませんが・・・)、それを織って布にしていたのだろうと推測します。
いま雑草だ、邪魔だと思って見ている草も、活用次第では資源になるんですね。
馬や牛に食べさせ、馬耕・牛耕を行えば、エネルギーになるわけです。
10月末まで糸を紡ぐまでのワークショップが順次開催されるそうなので、ぜひ参加されてください。
さてカラムシ
カラムシっていったいなんなんだって感じですが、見たことがあるような野草でした。
というか、似た草がいっぱいあるんで、はっきりと見たとは言えないですけど。
葉っぱを茎から落とす方法は、カラムシを買った後にカラムシの先端部を適当な位置で切り落とし、そこを持って根元に向かって茎を握りながら動かすというもの。
それで見事に茎だけになりました。
意外と簡単でびっくりです。
それらを束ねてあく抜きのために水に浸しました。
10時から昼食を挟んで17時まで、ひたすら刈って葉を取り除く作業を行いました。
わたしの作業はそこまで。
その後のワークショップの様子がわからず、作業が出来たのかの結果はわからないわけですが、そこそこの面積を刈りました。
あの面積のカラムシでどれだけの布が織れるのかもわかりませんが、手間がかかるし、労力も必要だってことはわかりました。
それをやろうっていうアーティストさんには驚きと、尊敬を感じずにはいられません。
一緒に作業をすると、すぐにファンになっちゃうんですよね。
井上唯さん。
今後も注目していきたいと思います。
ご協力いただいた関係者の皆さま、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
では。