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歌舞伎町一番街(92/100)

お疲れ様です。

もうすぐ桜が本当に咲くんだと、強く思った今日でした。

皆さんは暴力団の方たちに会ったことがありますか。私の先入観では暴力団は歌舞伎町に居ることになっています。

だって、テレビや映画で観てきたその筋と思われる風貌の方々が確かに歌舞伎町を闊歩していますから。一般庶民は歌舞伎町に一生行かないほうが身のためだ、そう思うでしょう。でも行かなければならないという状況が社会にいると起こります。一生行かないことを許される都内のサラリーマンはいません。

今日を含め、私も何度か足を運んでいます。でも今まで別に怖い思いをしたことはありません。とはいえ、ここも、ここも、ここも、「警視庁24時」で観た場所ではないですか。一触即発。脳裏にそんな4文字熟語が浮かびます。足早に用事を済ませて戻りたいのですが急がば回れです。足早で誰かとすれ違いざまに肩が触れ合ったら勝ち目はありません。なるべくゆっくりと確実に視線を上げすぎずに。

と、後ろから人がぶつかってきました。私は身構え、一瞬目を閉じ、力が入ります。きた?きたのか?!やられんのか!?

「あ、オジサン、ごめんね」
痩せた中背で上下トレーナー姿の若者がひとこと謝り立ち去りました。私はもしや!と思い背広の財布とsuicaを確認しましたが、恥ずかしいことにキチンとありました。

家に帰り妻に話すと、「知ってる?2丁目のあの大きな家。あれヤクザってよ。」期待していたものは案外と近くにずっと居ました。

一度なら 男たるもの 夢をみる
       ドケドケ、俺だ 俺の街だぜ

失礼しました。


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