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屋外プール(30/100)
お疲れさまです。
今日の暑さはまだ許せます。
8月になると何故か皇居の周りを歩きたくなります。お堀をとり巻く歩道は白でとても眩しいし、照り返す太陽が暑いのは間違いないのです。でも、これこそが私の感じる真夏のイメージなのです。
緑色の外濠の水は重そうで黙っています。覆いかぶさる木々は何だかギラギラしているうえに蝉があちこちでギーギーとわめきます。ジッと立つ警察官も暑さを増幅させますね。
半蔵門のあたりだったでしょうか。公園の一角に小さなプールがあります。子供用の浅い、本当に小さいプールです。真隣には交番があり一応フェンスで囲まれています。こんなとこで泳ぐ人もいるまいと通りかかりにいつも思っていました。
ですが夏のある日、いたのです。若いお母さんが赤ちゃんを遊ばせていました。驚いたのはそのお母さんも水着だったことです。車道は歩道を挟んですぐ向こうだし、隣には警察官です。公園にはサラリーマンとメッセンジャーと浮浪者がいるのにです。
そこにポツンと水着の若奥様ですから、表情のない私ですら二度見しました。それだけ異質だったのです。その景色にありえない水着姿でしたしこんなところで子育てをしている家庭環境も気になります。
プールって言ったって更衣室がある訳でもないし目を洗うこんなヤツも無かったと記憶していますから近所にお住まいだと推測できますが、近所って…どこなんだろう。まさか皇族の…。それは考えすぎですね。いくら近いからって…。
プールの使い方としては奥様の方が正しいわけですが、いつかここに足湯のように足を浸しにくる会社員が集まって流行るのではないかと妄想していたんですよ。もちろんバタ足は禁止で。やっぱりないか、少々残念です。
ズボンすそ めくれば白い スネ登場
引かれるくらい 毛は少ないし
失礼しました。
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