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扁桃腺を取ってから3年経った

扁桃腺を取る手術を受けてから3年以上が経ちました。

この記事では、手術を決意した経緯や入院生活、その後の経過などについて書いていこうと思います✍🏻


扁桃炎持ち時代

2018年頃から扁桃腺が腫れやすくなり、忙しい時やストレスがかかる時に限って扁桃炎になって数日間寝込む、というのを繰り返すようになりました。だんだんとその頻度は増え、月に2度発症することもありました。

扁桃炎になる度に、頭が割れそうな激しい痛みと高熱、悪寒、そして何に触れていても全身の肌が痛むという症状に苦しめられました。特に、喉の痛みは耳まで響くほどでした。

予兆を感じたらすぐに近所の耳鼻咽喉科に行き、喉の殺菌処置や抗生物質などの処方をしてもらうと見る見るうちに治るのですが、しばらくしたら再発するという日常を繰り返していました。

この「病院に行きさえすればわりとすぐ回復する」というのが扁桃炎の厄介なところだなあと思います。

そうして扁桃炎の辛さをすぐに忘れてしまうので、本来の免疫機能を失って病原体の住処となっていた扁桃腺の切除を先延ばしにしていました。


手術を決めたタイミング

2021年、大学院1年目の夏。

その日も喉の不調を感じ、耳鼻咽喉科に向かう途中でしゃがみ込んでしまうほどのふらつきに襲われました。

視界に星が飛び、身体中の細胞から「あんた今やばいよ!」とSOSが出ているような感覚😵‍💫

診察室に辿り着き、先生に「今日はどうしました?」と聞かれた時は痛みで声が出ず、辛さ95%、悔しさ5%の涙を流しました…。

何度も扁桃炎になってきましたが、点滴をしてもらったのはこの時が最初で最後です。

(おかげさまでその後はすぐに回復しました)

大学院2年目にかけて実習も始まるし、社会に出る前にこの扁桃炎問題をどうにかしないとなあとは思っていて、かかりつけの先生も「いよいよ取った方がいいかもね」とのことだったので、このタイミングで手術を受ける決意をしました。


入院生活・手術

手術は近くの総合病院で受けることになりました。

紹介状を持って数回診察に行き、大学院の夏休みに合わせて入院しました。

7日間の入院で、2日目に手術がありました。

手術の日の記憶はあやふやですが、夕方頃には終わって自室の天井を眺めていたと思います。

翌日からは、午前中に診察を受けて午後は安静にする日々。

人差し指には常にパルスオキシメーターが付けられていました。

術後2〜3日は飲み込むのが辛くて声もガラガラでしたが、経過は良好でメキメキと回復し、退院する頃には普通に話せるようになっていました🗣

入院生活において扁桃炎の症状を越える痛みや苦しみを感じるようなことはなく、本当に医療の力に救われました。


ちょっとした話

術後の食事は薄いおかゆから始まるものだと思っていたのですが、手術翌日から普通の食事が提供されたのにはびっくりして、印象的深いです…!

また、病棟の消灯時間は早く、深夜になると看護師さんが定期的に見回りに来ていたので、ひとりで修学旅行の夜みたいな気分を味わっていました(ごめんなさい)

心理士になりたいんだー!って話してくれる看護師さんもいて、先生やスタッフの皆さんも優しく、コロナ禍の入院生活でしたが心細く感じる瞬間はなかったです🌻

総合病院に入院して、様々な職種の方たちがそれぞれの専門性を出し合って患者さんを支えている姿を目の当たりにし、そのチームワークに感動しました。

医療機関での臨床心理実習に興味を持ったのは、この経験に由来するものがあります。


その後

2024年となり、手術から3年以上が経ちました。

術後は1度も扁桃炎にならずに今日まで過ごせています。

「体調不良=扁桃炎」という認識が無くなり、扁桃炎にならないことで風邪すらもほとんど引かなくなりました。

乾燥した場所に長時間いると喉が痛むことはありますが、扁桃炎特有の苦しみからは完全に解放されたと言えます。

その結果、もともと抱えていた偏頭痛や低気圧に弱い体質など、扁桃炎の影に隠れていた「目立たないけれど本質的な身体の不調」と向き合うことは多くなりましたが、自己理解が深まる良い気づきを得たと感じています。

改めて、医療の力によって心身ともに快適な日常を過ごせていることに感謝しています🎉

この記事が扁桃炎に苦しんでいる方や、扁桃腺切除の手術を検討している方の参考になれば幸いに思います。


主観的な経験談のため正確な情報ではないかもしれません。
参考程度にして、必要に応じて専門医にご相談ください。

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