【前編】"若さが全て"の呪い
この記事を読んでくれた方たちから様々な意見や感想をもらいました。
(主に同世代・同性の親しいお友達からです!ありがとう!)
嫌なおばさんは"若さが全て"という呪いにかかっている。
嫌なおばさんは女性は若くて綺麗じゃないと評価されない"女性蔑視ロリコン社会"の産物なのでは。
などの声を受けて、深めるべき議論の余地を感じました。
“若さが全ての呪い”と題して、前編と後編にわたる記事にまとめていきたいと思います。
嫌なおばさん理論
いつのことでしょうか。
わたしは一人の若い女性として、年上の女性から向けられる何とも形容し難い視線に対して不快さを覚えるようになっていました。
大学時代、バイト先の女性社員に品定めをするような目つきで見られたあの時?
社会に出て、職場の女の先輩に理不尽に叱られたあの時?
「若い頃にいい思いをしてこなかったから、若い女性に対して嫌な視線を向けてくるのだろう」
「わたしは若い女性であるうちにいい思いをたくさんして、素敵なマダムになるぞ!」
と意気込んで記事を書いてみたのですが、
若い女性であることのデメリット、年を重ねることのメリットについて考えたことある?
若さが全てと思ってるんじゃない?
お友達からそう言われて、ハッとしたのです。
"若さが全て"の呪い
たしかに、年齢を重ねることは本来、前向きに捉えられるべきことであるように思います。
人それぞれですが、経済的な豊かさを手にすることができたり、それに伴って自由な時間を確保できたりするなどの実質的なメリットも多いでしょう。
また、若い女性は痴漢などの性被害に遭いやすいことや、キャリアや私生活の充実度を知らず知らずのうちに他者からジャッジされること(わたし調べ)などから、特有の生きづらさを感じる瞬間が多くあることも事実です。
つまり、その生きづらさから開放されて「若い頃に比べて生きやすくなったわ〜」と穏やかに感じられるのが真っ当なおばさんだと仮定したら、"若さが全て"という価値観から脱却できず、呪いにかけられたまま年齢を重ねてしまった女性が嫌なおばさん、ということ。
そして、「若さを謳歌してやるんだ!」と強迫的になっているわたし自身もまた、"若さが全て"という呪いにかかっているのだと。
え、このままではわたしも嫌なおばさんになってしまう感じ?
どうにかして呪いを解かなくては…!
後半に続きます。
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