【後編】"若さが全て"の呪い
この記事では【前編】の記事を受けて、
なぜ、世の中には"若さが全て"の呪いにかけられた女性がいるのか。
どのようにしたらその呪いを解くことができるのか。
という点について考察をしていきたいと思います。
呪いの原因
若くて綺麗な女性はもてはやされますよね。
ビールの売り子や女子アナ、CA、受付嬢、美容部員など、明言はされていないものの、若さと容姿を基準にして採用される世界があったり。
あらゆる世代の男性が夢中になる女性アイドルグループは10代〜20代の子が中心メンバーであったり。
アンチエイジングの名を冠した美容施術やスキンケア用品が流行っていたり。
感覚的なものではあるけれど、歳を取ることへの尊厳を奪われていくような、若さを崇拝するかのような文化や風潮が世の中には溢れています。
人間は誰しも、生まれてから死ぬまで老い続けていく存在なのにも関わらず…。
個人の経験による影響も十分に考えられますが、このような文化的背景や世間の風潮が人々の思想に刷り込まれていることが、嫌なおばさんを発生させる一因なのではないでしょうか。
呪いを解くには
わたしはエネルギッシュな活動家ではないので、若さを崇拝する世の中の文化や風潮に対して疑問を呈する声をあげることはしませんよ。
ただ、心持ちを変えるだけでこの呪いが解ける可能性があるとしたら、考えてみる価値はあるのではないかと思うのです。
年齢の変化はみんなに平等に、時間をかけて訪れるものです。
若い女性がいきなりおばさんになることはありませんよね。
その観点からすると、「若いからこうだ」「おばさんだからこうだ」と決めつけて敵対することは、どちらに対しても無意味な行為であるように思えるのです。
わたしたちはみんな平等に、時間という階段を登っているのだから。
ふと立ち止まって上を見た時、下を見た時、自分はどう思いたいか。
そこから変えてみるのはどうでしょうか。
現在、過去、未来。
どの段階にいる自分も常に肯定することができたら、誰にも噛み付くことのない、自己完結的に幸せを見つけられる素敵なマダムになれるのではないでしょうか。
個人的見解
個人的には、若い女性がもてはやされることに関して、それでもいいじゃない!と思っている立場にあります。
なぜならそれを否定してしまうと、今のわたしが毎日スキンケアをして、メイクをして、髪を整えて、綺麗な服を着て…と、身なりに気を遣っていることの全てを否定することになってしまうからです。
わたしは「今、自分が自分であること」を楽しんでいるという意味を込めて、この記事を書いてみました。
でも、この時点でのわたしは若さを謳歌することしか考えてなくて、嫌なおばさんになってしまう可能性を十分に残していました。
これからは、嫌なおばさんを反面教師にした生き方と、自己肯定感を高く保つことによって誰とも敵対しない生き方のハイブリッドで、平和的に人生を歩んでいきたいという気持ちでいます。
今を楽しみながら、これから起こる変化を恐れずに、それぞれの年齢に見合った豊かさを身につけ、よく味わいながら生きていくこと。
それが今の、そしてこれからのわたしにできることなのかなあ。
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