エンジニアが考える、もしもの備え
もしもの備えのお題で書いてみました。
最近は災害が多くなったようように感じます。災害時は正常性バイアスがかかり、更に危険な目にあうこともあるそうです。
事前に冷静に考え、備えることは重要ですね。
私は大きく3段階に分けて考えています。
1. 発生前の情報収集
2. 公的な支援が来るまでの自己防衛
3. 家族を守るための最後の手段
1. 発生前の情報収集
自宅の立地条件、会社や学校までの経路から予想される災害の情報を収集しています。
主だったところは、ハザードマップと公的な避難先。家族との連絡が途絶えたときでも、何とか連絡が取れるように準備しています。
仮に収容を断られるくらい混雑しても最初の避難先を同じにしておけば、少なくもと伝言くらいは出来るはずと期待しています。
2. 公的な支援が来るまでの自己防衛
阪神淡路大震災で餓死した方はいないと聞いたことがあります。
災害発生後の最初の3〜7日間くらいは、食事に困ると思います。この間に食事のみならず水分が取れないと生死に関わることになるのは容易に想像できます。
なので、飲み水は長期保存可能なものを備蓄はしています。最近はふるさと納税の返礼品にもなっているので、我が家は返礼品で用意しています。
トイレなどの生活用水は雨水タンクで貯めてありますが、地震でタンクが倒れたり、洪水で使い物にならないなどのリスクもあり、こちらは御守り程度。
食料はローリングストック方式で備蓄しています。
我が家は都市ガスなので、カセットコンロもローリングストックしています。
災害時の報道などを見ていると、断水してトイレに困っていることを見聞きします。
そこで、こちらもふるさと納税の返礼品で水のいらないトイレと簡易便座も備蓄しています。
とどのつまり、ここまでは報道やハザードマップから考えられる被害に応じた準備で、よくある備えかなぁと思います。
前置きが長くなりました。
表題に書いた「エンジニアが考えるもしもの備え」ですが、アマチュア無線機を車に入れて持ち歩いています。
私の専門は無線工学で、必要な資格も所持しています。
アマチュア無線のコールサインも取得し、必要な無線機の登録もしてあります。
普段は趣味でアマチュア無線はしませんが、もしもの備えとして持っています。
車の中に入れているのは、外出先であろうと、自宅であろうと被災した際に誰かと連絡がつくようにというのと、停電でも車のシガーソケットから充電ができるようにという思いからです(充電済みのバッテリーも車に常備しています)。
自分が助ける側にまわることも加味して、車に入れています。
東日本大震災では、スマホの音声通話が制限される中でも旧Twitterのような低速データ通信はそれなりに有用だったようです。
こちらから情報を発信する術を一つでも多く持っておくのはアリだと思っていますし、有資格者として特別に出来ることでもあるかなぁ、と思っています。
3. 家族を守るための最後の手段
能登半島地震の珠洲市のように想像以上の被害を被ったら、遠方避難、つまり引っ越しも考えなくてはいけないかもしれません。
災害直後の短中期的な衣食住は貯金や支援で何とかするとしても、長期的かつ継続的な収入は自分で何とかしないと思い、即仕事にありつけそうな資格をいつくか取得しました。
この資格を使って再就職するときは最終手段だと思っています。
エンジニアなので、手に職があると思いたいですが、資格はないよりはあった方がいいはず。
少し時間とお金をかけて取得しました。
取得したのは以下の通り。大半は結婚後に取得しています。
・タクシーの運転免許(第二種普通自動車)
・トラックの運転免許(大型四輪免許)
・ガソリンスタンドで必要になる免許(乙種第4類危険物取扱者)
・教員免許(高等学校教諭一種免許)
なにかと不安定なご時世です。
自然災害に関係なく、今の仕事をクビになった時のもしもの備えでもあります(笑)。