社会福祉士(ソーシャルワーカー)のメンバーシップを作った背景
当記事は「Keiが作るnoteのメンバーシップについて」というテーマで考察します。
みなさんこんにちは。Keiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士7年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
毎月5,000PV以上のソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー1,500人以上)などを発信しています。
SNSによって、国民全員が評論家となり、国民全員が週刊誌の記者になり、国民全員が風紀委員になり、監視国家になった昨今では「間違い」がキツく取り締まられてしまう時代になりました。
「空気を読む人」が最も職場で重要視され、良くも悪くも「目立たないことこそ秀逸」という傾向が顕在化しています。
価値の本質は「希少価値」です。
※メロンやマンゴーといった限られた期間のみ収穫できる果実や、既に生産中止された激レアポケモンカードなどが良い例。
ソーシャルワーカー(以下SW)の倫理綱領に求められる原理は、雑な訳し方で考えれば「そんな考え方もあるよね!」に集約されます。
「そんな考え方もあるよね!(希少な考え方)」を受け入れなければならないはずのSWが、新しい考え方や知識をアップデートしないのは少しさみしい気がします。
先述した「間違い」扱いされた考え方や文化に希少価値がある可能性を秘めているのにも関わらず、定まっていない知見や見解と断定して「自分の道徳観」を強要し、叩き潰してしまいます。
わかりやすい例は「ソーシャルワーカーはお金を稼ぐな!」です。
メンバーシップで「間違ってもいい」空間を作る
既にメンバーシップに加入していただいた方は承知していると思いますがKeiのメンバーシップは「閉ざされたコミュニティ」である利点をフル活用しています。
「興味深い」と思ったアプローチを試し続ける為には、試し続ける為の土台が必要で、その土台の一つがメンバーシップに見られる「機密性」と「鎖国性」です。
メンバーシップの内容を「秘密厳守」にしている理由を一言でまとめると、「秘密厳守にしないと、新しい知見や知識の獲得ができなくなるから(この考えは合っているのかな?と発信に躊躇してしまう)」です。
例えば、「昨日フジロックに参戦して学んだ“共通の目的があるコミュニティの強さ”はソーシャルワークの多職種連携に応用できるかも!?」と発信したいとき、「そんなのソーシャルワークじゃない」「エビデンスがない」「フジロックにいってまで仕事のこと考えるな」と言及する方々がいたとします。
その方々に「いや、コミュニティソーシャルワークの視点では〜…」といちいち説明することに時間を割くよりも、興味をもってもらえたSW同士でコミュニケーションを取る方が効率が良いと考えています。
メンバーシップを有料にした理由は、「お金を払ってまで加入していただけるか(本気度の確認とクラッシャー予防)」です。
無料のメンバーシップを開設した場合、本気で学びたいSWが加入する可能性もありますが、無料にすると「なんとなく」加入して風紀を乱される(学ぼうとする努力もせず「加入する価値なし」とか言いそう)可能性もありますので有料(月額590円)にさせていただきました。
初月は無料なので、「雰囲気を確かめて自分に合いそうなら加入したい!」と考えているSWは是非ご検討ください。
≫ ソーシャルワーク部メンバーシップ(/月額590円/初月無料)
「あなたの意見は満場一致だよ」と認めてもらう日は訪れない
世の中には2パターンのSWがいます。
「興味深いものをソーシャルワークに取り入れるSW」と「結果が出たものをソーシャルワークに取り入れるSW」です。
「結果が出たものをソーシャルワークに取り入れるSW」は、論文やエビデンス、実践報告が可視化されて世の中に出回るまで懐疑的で、「興味深いものをソーシャルワークに取り入れるSW」の意図を把握せずに否定します(試している意図をわかっていない)。
エビデンスや実践報告が世の中に出回ると、否定していた過去は無かったことにしてこっそりと実践に取り入れます。
詰まるところ「結果が出たものをソーシャルワークに取り入れるSW」からは、エビデンスが世の中に出回るまで断固として認めてもらえないので、説明するだけ時間の無駄です。
そんなソーシャルワーカーの方々に理解をいただくために行うべきことは「説明」ではなくて、「結果を出すこと」です。
Keiが作成した記事で「ソーシャルワーカーの9割が知らないクレーム前に必ず表出されるワード」という有料記事があります。
記事を書いた当時は個人のソーシャルワーカー経験則で書いた記事で見向きもされませんでしたが、認定医療ソーシャルワーカーや救急認定ソーシャルワーカーを取得した(希少価値がついた)あたりから「へーなんか面白そう。認定取得者が書いてるなら読んでみるか」となって「結果(有料記事が売れ続けている)」がはじめました。
認定医療ソーシャルワーカーや救急認定ソーシャルワーカーを取得していなければ、興味すら持たれなかったと思います。
記事を発信した当時に「結果が出たものをソーシャルワークに取り入れるSW」に目をつけられていたら、記事の公開をやめていた可能性もあります。
考えてみれば、大谷翔平選手の投打二刀流も、サッカー遠藤航選手のリヴァプール移籍も、本田圭佑選手がサッカーだけではなくビジネスをしていることも、モーニング娘。も、AKB48も、挙げ句の果てには猫ミームも…自分達が興味深い取り組みをしていることを説明して世に出たのではなく、「結果」をもってじわじわと賛同者が増えてきたため、世の中に見つけてもらえたわけです。
認定医療ソーシャルワーカー兼救急認定ソーシャルワーカーが運営するメンバーシップはその先駆けです。
≫ ソーシャルワーク部メンバーシップ(/月額590円/初月無料)
こんな人にメンバーシップに加入してほしい!
改めて言及しますが、メンバーシップの内容を「秘密厳守」にしている理由は「身近にソーシャルワークに還元できるイベントや体験があったことを共有したいけど、なんか揶揄されそうだな…とならないため」であり、メンバーシップ内で多くの共有があった内容は公開も検討しています。
最後にメンバーシップを理想の空間にするための「こんな人にメンバーシップに加入してほしい!」は下記の通りです。
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