アイリッシュウイスキーがお好き

スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、順番的には我等がジャパニーズウイスキーでありますが、先に、マイブームのアイリッシュウイスキーをご紹介したいと思います。

ウイスキーの２台巨頭、スコッチとアイリッシュですが、輸入数の数では圧倒的に少ないアイリッシュ。
ここ何年かでジェイムソンなどのプロモーションにより認知拡大はされてきたように感じますが、やはりまだまだバリエーションんに乏しいのが現状です。

アイリッシュウイスキーとは

アイリッシュ・ウイスキーだけに見られるのが、ピュアポットスティルウイスキー(シングルポットスティル)という分類。
100％大麦を使いながらモルト(麦芽化)したものとしないものを両方使い、ポットスティルで蒸留する方法です。

また、単式蒸留機による3回の蒸留を行い、モルト(大麦を麦芽に変える)の過程でピートが使用されないことが、多くのアイリッシュ・ウイスキーに共通する特徴です。
スコッチに比べると蒸留回数が多い事と、モルトと大麦を使うこと、何よりも「ピート」を使用しないことが、飲み口がマイルドで甘みが強く、香りが豊かなブランドが多いのが特徴。

実はスペルが違う！？

以前ラベルの見方をご紹介しましたが、アイリッシュウイスキーとスコッチウイスキーの決定的な違い、それは『ウイスキー』のスペル。

画面左はスコッチウイスキー
ラベル下部に
『SPEYSIDE  SINGLE  MALT  SCOTCH  WHISKY』

画面右はアイリッシュウイスキー
ラベル下部に
『The Legendary IRISH  WHISKEY』

スコッチは『WHISKY』、アイリッシュは『WHISKEY』

アイリッシュには『E』が入っています。

この違いには諸説ありますが、一番は差別化が目的だったようで、これが世界のウイスキーの大本を知るにも一役買っています。
その国のウイスキーがどちらを指標にしているか、ウイスキー１本から歴史背景までうかがえる面白い違い。

皆さんもこの機会にお気に入りウイスキーのラベルを見てみてください。

次回はいよいよジャパニーズウイスキーに焦点を当てて。