他責から自責に切り替わる時
「その問題には、自分は関わっていないし
原因は、私以外のところにあるので
必要以上にやる必要はない」
これは、個人の意見ならもっともなことであっても
リーダーの言葉として発するものだとしたら
リーダー失格と言わざるを得ない
組織のリーダーになるきっかけが、周りの人より年上であるとか
社歴が長いとかの理由でなる場合がほとんどで
リーダーとしての「スキル」があるからとは限らない
リーダーになってから
振る舞い方や、言葉の使い方
人の扱い方を学ばねばならない
特に、下から飛び越えてリーダーになる場合
あるいは、同僚だったのにリーダーになる場合には
軋轢が生じる 今までなら飛んでこなかった矢が飛んでくる
リーダーとしての対応を試される
個人であれば、自責でも他責でも構わない
言動の結果は個人に跳ね返ってくるので、個人で引き受ければ良い
しかし、組織のリーダーが、他責である場合は
組織全体の結果に跳ね返る
したがって自責思考に切り替えできないリーダーは
組織の成長に蓋をする格好になる
リーダースキルの向上をはかるには、ストレッチや筋トレのように
負荷がかかるし、痛みや苦痛がともなう
成長に向けた期待や達成の喜びをイメージできれば、
そのストレスも和らぐけれど、安定や現状維持を志向する人に
とってストレッチも筋トレも、ストレスそのもの
他責か自責かの違いは、人それぞれ性格として見ることが多く
その思考の違いを、他人は「人格」とする
「人格」を磨くのは、苦く辛い体験か
本や人から学ぶかのどちらか
年齢を重ねれば、重ねるほどプライドが邪魔をし、言い訳が達者になる
すでにいっぱい水を含んだスポンジにように、新たな学びがしずらくなる
リーダー役についている人が、いっぱいに水を含んだスポンジになっているとしたら
リーダー交替である