マガジンのカバー画像

不妊治療の経験談

9
不妊治療を経験した私が思ったことや、今考えていることをまとめています。
運営しているクリエイター

#女性の生き方

不妊治療 ”自分のゴール” 設定の大切さ

不妊治療を始めたばかりの頃は、誰だって希望を持っていますよね。 さあ、専門家の指導の下、これから赤ちゃんを授かるぞ!辛くても頑張るぞって。 その時、不妊治療のゴールのイメージって、「妊娠おめでとうございます!」と言われて、喜びで顔を紅潮させながら夫と目を合わせて笑い合う私って感じでしょうか? 私もそんなイメージしかなかったです。 それを期待して治療を始めるんですからね。(*-ω-)ウンウン♪ 治療を始めたら、治療自体を把握するだけでも大変で、色んな薬とか、タイミングとか

¥500

妊娠報告で友人とサヨナラした話

私がもう子供を産まなくてもいいかもしれないと思い始めていた頃、学生時代からの友人から連絡が入った。 キラキラと装飾された文字にはこう書いてあった。

¥300

不妊治療をして良かったこと

不妊治療は私にとって一つの思い出である。 不妊治療を経て子供を授かった人であれ、授からなかった人であれ、気持ちの良い素敵な体験とは言えないだろう。 できることなら、体験せずに済むほうが良いと思っている。 そんな私だが、今回は不妊治療をして良かったと思うことを考えてみた。 何事もポジティブに考えてみようという試みである。 一つは、自分の身体の変化に敏感になったこと。 不妊治療を始めるまでは、基礎体温をつけたこともなかった。でも、毎朝測って記録をつけて折れ線グラフを描いてみる

不妊治療を経て伝えたいこと

不妊治療はよく言われるように、経済的にも精神的にも肉体的にも負担が大きい。それについて体験したことを書いておこうと思う。世の中の情報は、不妊治療の成功体験ばっかりだけど、子供を授からずに不妊治療を終えても楽しい日常を過ごせるよって伝えたい。もう何年も前の事で、ざっくりとしか思い出せないが、誰かの気持ちに寄り添えればと思う。 ※これは不妊治療が健康保険適用外だった頃の私の体験談になります。 経済的負担不妊治療が保険適用外なものが多いので、窓口で支払う金額は全額自己負担で、1回

不妊治療中にやって良かったこと

不妊治療を経て子無し人生デビュー☆を果たしたわたくしですが、不妊治療経験者として現在妊活をしている方に向けて何か支えることができないかなと思い、今回は私が不妊治療中にやって、リフレッシュしたり前向きになれたりしたことをシェアしたいと思います。 ポイント1:不妊治療の他に熱中できる時間をつくる例えば、多くの方がご経験のある受験勉強は、集中して勉強すればするほど結果が出たと思います。でも、不妊治療はそういうものではありません。頑張りと結果が正比例するものではないのです。どんなに

オメデタ報告を喜べなかった日々

振り返ると、子供が欲しくて不妊治療をしていた時期は、人の妊娠や出産の報告を聞くのが嫌で、敏感になっていました。 喜んでみせないといけないと思うのですが、もう一人の自分(本心)が邪魔をするのでした。 そんな時、「私って心が狭いなぁ」とか「人のことで喜べないなんて、嫌な人間になってしまった」とか考えて、苦しかったです。 そんな私の苦しみをよそに、周りからは容赦なくオメデタ報告が入りました。 そして、出産祝いを買いに百貨店のベビー用品売り場へ行くのが、本当に嫌な時がありました。

不妊治療中の夫の気持ち

先日ふと気になって、夫に不妊治療をしていた当時の気持ちを聞いてみました。私が辛かった思いなどはよく夫に言っていましたが、夫からあまり聞いたことがなかったような?と思いまして。 私:「あのさぁ、不妊治療の時さぁ、どう思ってた?」 夫:「何が?」 私:「不妊治療さぁ、辛かった?」 夫:「別に、俺は辛くはなかったよ。」 私:「本当?辛くなかったんだ。(そう言えば昔もそう言ってたような…。)」 夫:「でも、普通に治療続けてたらある日いきなり○○(私の名)が泣き出してさ。『もう採卵や