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ひたちなかで締めくくる夏『ROCK IN JAPAN FES 2024 in HITACHINAKA』

皆さんこんにちは。

9月14日・15日、21日~23日の5日間にかけ、茨城県の国営ひたち海浜公園にて、『ROCK IN JAPAN FES 2024 in HITACHINAKA』が行われた。

8月にも、千葉県の蘇我スポーツ公園にて『ROCK IN JAPAN FES 2024』が行われたが、25周年を迎えた今年の『ROCK IN JAPAN FES』は、国営ひたち海浜公園でも行われることとなった。

蘇我でのロッキンに続き、ひたちなかにも参戦した中の人。
参戦から時間は経ってしまったが、ライブ映像が配信されたタイミングに合わせ、今回は、そんな中の人が参戦した9月22日と23日のことについて書いていく。


9月22日

ひたちなかでのロッキンが発表され、アーティストのラインナップを見ていた中の人。
その前日の21日には、櫻坂46などが出ることも発表され、参戦したい日を迷っていたが、サンボマスターとsumikaが出演する22日に参戦することにした。

参戦の約1週間前から、栃木県に出張で滞在している中の人は、22日の朝に、茨城入りをする。
そして、コインパーキングに車を停め、現地へと向かう。

雨。

モーニング娘。24

雨が降りしきる中、会場に到着し、クロークに荷物を預ける。
その後、モーニング娘。24(以下モー娘)のステージを見ることにした。

初めてモー娘のステージを観たが、新しめの曲はもちろん、『LOVEマシーン』や『恋愛レボリューション21』など、世代を超えて長年愛されてきた曲たちも含め、楽しむことができた。

特に、今までバラエティ番組や野球番組などで観る機会があった牧野真莉愛さん。
その高いパフォーマンス力に、思わず魅了されてしまった。

セットリスト

M01.みかん
M02.浪漫~MY DEAR BOY~
M03.HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?
M04.One・Two・Three
M05.ハッピーサマーウェディング
M06.LOVEマシーン
M07.勇敢なダンス
M08.恋愛レボリューション21
M09.泡沫サタデーナイト
M10.恋愛Destiny~本音を論じたい~
M11.わがまま 気のまま 愛のジョーク
M12.ここにいるぜぇ!

名物。

サンボマスター

中の人の目的の一つとなっているサンボマスターのステージ。

定番となっている、ゴダイゴの『The Birth Of The Odyssey』で登場した後、意外だったが『青春狂騒曲』でスタートした。
その後『ヒューマニティ!』『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』と、人気曲を連発させると、新曲である『自分自身』を披露。
ギターボーカルの山口隆さんは「この曲に必要なことは知ったかぶりをすること」と煽る。

その後のMCでは、山口さんが1989年に、山口さん自身がこの世に必要ないと分かったこと、その時に、ブルーハーツが、山口さん自身を探しに来てくれたこと。そして、その経験のように、サンボマスターが、GRASS STAGEに集まった観客を探しに来たことが話された。
そして、それに続くかのように『Future is Yours』を披露。
歌詞にある「君はいた方がいいよ」というメッセージに感化されると、『できっこないをやらなくちゃ』で、盛り上がりを最高潮にさせる。

その後『花束』で、GRASS STAGEの誰もが楽しく、幸せになる呪いをかけられ、サンボマスターのステージは終わりを告げた。

どの現場でも人々を勇気づけ、幸せにする呪いをかけるサンボマスター。
そんな人たちに、今日もまた勇気づけられている人がいる。

セットリスト

M01.青春狂騒曲
M02.ヒューマニティ!
M03.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
M04.自分自身
M05.Future is Yours
M06.できっこないをやらなくちゃ
M07.花束

最高に美味しい

sumika

この日、中の人の最大の目当てがsumikaのステージ。

恒例の「本気のリハ」で『カルチャーショッカー』と『Flower』を披露した後、「友達とかと来ている人は、その中を深められる時間にしたいと思っています。そして、一人で来ている人は、あと数分寂しい時間があるかもしれません。でも、絶対に寂しい思いをさせないので」と、片岡健太さんからの呼びかけが。
この呼びかけで、sumikaが愛されている理由が少し分かったような気がした。

sumikaのステージがスタートすると、「2005年にひたちなかに来ていなければ、こんな人生にはなっていなかった。それでも、過去に縛られるつもりはない」と、片岡健太さんからの宣言。
その後『フィクション』でsumikaのライブを観ていることを実感し、『Lovers』では、「ピアノボーカル"おがりん"」と紹介し、片岡健太さんと小川貴之さんのやり合いで笑顔になる。

片岡健太さんが、GRASS STAGEに向かって呼びかけるも、「朝からいるから元気がないように感じる」とコメント。そして、「そんな時に使うおまじないがある」という、sumikaのライブでは定番となっている流れから『ふっかつのじゅもん』を披露。
1番を片岡健太さん、2番を小川貴之さんというツインボーカル体制で披露し、間奏のギターソロの場面は、前半を片岡さん、後半を小川さんで披露し、黒田隼之輔さんの魂は、いつまでもそこにいることを実感した中の人は、気づけば涙腺が緩んでいた。

その後には、『VINCENT』を初披露。
直前の水曜日にリリースされ、その日にはMVも公開された、まさに出来たてホヤホヤの新曲。
今までのsumikaの楽曲にはあまり無かったようなアンセムソングに、そのカッコよさに、拳を挙げながら感動していた。

その後、まだ夏を終わらせまいと『マイリッチサマーブルース』を披露。
タオルを回し、会場全体で夏の続きを味わったと思えば、『ファンファーレ』にて、一転落ち着いた雰囲気になる。

その後、中の人が初めて聞くこととなった『Traveling』を披露。
片岡健太さんの透き通った歌声が会場に響き渡り、これまでとは違った大人のカッコ良さを感じた。

そして『Starting Over』。
中の人が好きな楽曲でもあるが、シンガロングの部分も相まって、とても印象に残った。

その後、「この今日の出来事が、一切合切偶然ではなく"運命"だと思ってます」という言葉の後、ラストナンバーである『運命』を披露。
ワイパーの一体感、そして特効まで使用しての披露に、sumikaの単独ライブを見に来ているような感覚になった。

陽が傾き、暗くなる中でのsumikaのステージ。
中の人がsumikaにハマるきっかけとなった、昨年のJAPAN JAMのステージとの共通点もあり、sumikaと出会うことができ、ひたちなかのGRASS STAGEで観ることができたということは、今後生きる糧になった。

セットリスト

本気のリハ 01.カルチャーショッカー
本気のリハ 02.Flower

M01.フィクション
M02.Lovers
M03.ふっかつのじゅもん(片岡/小川)
M04.VINCENT
M05.マイリッチサマーブルース(小川)
M06.ファンファーレ
M07.Traveling
M08.Starting Over
M09.運命

その後、Adoさんのステージとなるが、友人と合流するため、早めに会場を後にする。

心地良い疲労感の中、スーパー銭湯で一風呂浴び、疲れを癒した。

9月23日

ひたちなかでの5日間。そして、蘇我と合わせれば10日間となった、今年のロッキンを締めくくる日。

後述するが、この日はサザンオールスターズが最後の夏フェス出演ということもあり、5日間のなかで一番早く完売となった。

緑黄色社会

昼食を済ませた後、緑黄色社会のステージを観るためにGRASS STAGEに移動する。

今回、22日と23日、前方エリアが1ステージずつ当選していたが、なんと中の人は、緑黄色社会のステージにおいて、最前列を引き当ててしまっていた。

8月下旬の名古屋遠征から帰る道中、新幹線車内にて、前方エリアの当選状況を確認することになった中の人。
見てみると、そこには「1列」の文字。
それを見るなり、喜びと同時に、最前を引き当ててしまったことによる恐ろしさが押し寄せる。

いざ前方エリアに入ると、圧倒的な近さに思わず震え上がる。
そして、リハーサルが始まり、緑黄色社会のメンバーが登場する。

『あのころ見た光』を披露すると、リハーサルから一体感を見せ、本番への楽しみを増幅させる。

ステージが始まると、小林壱誓さん、peppeさん、穴見真吾さん、比田井修さん、コーラスの方々が登場し、『Mela!』に繋がるインストゥルメンタルを演奏。
その演奏をバックに、颯爽と長屋晴子さんが登場する。

そして、『Mela!』で幕を開けた緑黄色社会のステージ。
「こんな僕も君のヒーローになりたいのさ」という歌詞のように、GRASS STAGEに詰めかけた観客全員を救いに来たヒーローの如く、会場を盛り上げにかかる。

その後、フェスでは珍しく『merry-go-round』を披露。
野外で「ピースサイン」、そして「回せ」で一体となるのを感じた後『始まりの歌』。
間奏にて、小林壱誓さんが下手に駆け出し、ギターソロを敢行。
無事に戻り、小林壱誓さんの歌唱力の高さも実感した。

MCでは、フェス恒例となっている乾杯を行い、水分補給タイムに入る。

その後、「誰がなんと言おうと、今日が夏最終日。明日が来れば秋になります。夏のラスト、最高の思い出を作っていきましょう!」との呼びかけの後、長屋さんは、初めて『ROCK IN JAPAN FES』のステージに立った2018年のことを思い返した。

2018年当時は「BUZZ STAGE」での出演。
控室に置いてあるTシャツには「ROCK STAR」の文字が書かれていたという。
喜びと同時に、その言葉の重さが入り交じり、複雑な気持ちになっていた。
しかしその後、長屋さんはこう続けた。

ロッキンが、いつだって私たちをロックスターにしてくれる。
今日は、私たちなりにロックスターになります!

このような力強い宣言に、GRASS STAGEからは拍手が巻き起こる。

その後、『僕らはいきものだから』を披露。
この曲は、今年の『NHK学校音楽コンクール』にて、中学生の部の課題曲として制作され、ロッキンの直前である20日に配信リリースされた。そして、このロッキンひたちなかのステージで初披露となった。

低音から高音まで、実に2オクターブもの音域をしっとりと歌い上げ、その歌声に包み込まれた。
大観衆が詰めかけたひたちなかのGRASS STAGEが静まり返り、そこに長屋さんの歌声が響きわたる。聞いている途中、色々な思い出が蘇ってきて、気づいた時には涙腺が緩んでいた。

そこからの『サマータイムシンデレラ』。
『僕らはいきものだから』で緩んだ涙腺を、イントロでさらに崩壊させに来た。
夏の最終日に聞く『サマータイムシンデレラ』は、今年の夏の思い出が一気に押し寄せて来たからか、今までに聞いたものよりも感動した。

その後の『Shout Baby』では、アカペラアレンジの部分も相まって、長屋さんの歌唱力の高さを実感した後、フェスでは久々に『キャラクター』を披露した。

『恥ずかしいか青春は』は、今年の緑黄色社会の夏を彩った楽曲。「有限だから最高だ」という歌詞も相まって、夏のラストに素敵な思い出が出来た後、『花になって』でカッコ良さに全振りし、緑黄色社会のステージは終わった。

最前で浴びた緑黄色社会の音楽。
何もかもが凄く、音楽に圧倒されそうになったが、身も心もリョクシャ化された中の人。この経験は、他の何にも変え難い、とても素敵なものとなった。

セットリスト

リハーサル あのころ見た光

M01.Mela!
M02.merry-go-round
M03.始まりの歌
M04.僕らはいきものだから
M05.サマータイムシンデレラ
M06.Shout Baby
M07.キャラクター
M08.恥ずかしいか青春は
M09.花になって


Creepy Nuts

緑黄色社会のステージで興奮したのもつかの間、Creepy Nutsのステージと、中の人の好きが連続していた。

『ビリケン』で、会場の雰囲気を盛り上げた後『堕天』で声を出させる。

その後、中の人がCreepy Nutsにハマり、音楽フェスに参戦するきっかけにもなった『2way nice guy』を披露し、中の人のテンションも上がる。

『顔役』の後のDJ松永さんのルーティーンで、世界一の指捌きを味わうと、R-指定さんの煽りに連動するかのように『Bling-Bang-Bang-Born』を披露。
2024年、Creepy Nutsが生み出したバケモノで、会場は、この日一番の大盛り上がりとなる。

『かつて天才だった俺たちへ』を挟み、代表曲の『のびしろ』へと移る。
会場全体でのシンガロングで、さらに会場は盛り上がっていく。

『よふかしのうた』で、終演後の夜の楽しみを増幅させると、「今日楽しんで、二度寝してください」とのMCから、ラストナンバーである『二度寝』を披露。
ドラマ『不適切にも程がある』の主題歌となったこの曲。
各地のフェスでは、この曲をラストナンバーに持ってきていることが多いが、この曲でGRASS STAGEをさらに盛り上げ、Creepy Nutsのステージは終わりを告げた。

世界一のDJと日本一のラッパーという、ある意味異色のコンビ。
初めてのひたちなかのステージだったが、GRASS STAGEを大いに盛り上げ、
来年2月の東京ドームも、心の底から楽しみだと思わせてくれた。

セットリスト

M01.ビリケン
M02.堕天
M03.2way nice guy
M04.顔役
DJ松永ルーティーン
M05.Bling-Bang-Bang-Born
M06.かつて天才だった俺たちへ
M07.のびしろ
M08.よふかしのうた
M09.二度寝

サザンオールスターズ

この日最大の目玉となったのがサザンオールスターズ。

今年の『ROCK IN JAPAN FES 2024 in HITACHINAKA』にて、夏フェスの出演がラストとなる事が発表された。

こうして決まった第1弾の出演アーティスト。
サザンオールスターズ最後の夏フェス出演ということもあり、5万人の定員に対し、十数万もの応募があったという。

そして、このサザンオールスターズのステージは、あまりの注目度の高さから、『ROCK IN JAPAN FES』史上初、全国300以上の映画館でパブリックビューイングが行われることとなった。その結果、全国332の映画館、611ものスクリーンで完売となった。
ステージが始まる前、すでにGRASS STAGEには多くの観客が詰めかけ、黒山の人だかりとなっていた。

中の人が幼少から聞いていたサザンオールスターズの音楽。その曲たちを生で聞くことができ、中の人は終始感動していた。

特に『東京VICTORY』や『真夏の果実』、『栄光の男』など、ずっと聞きたいと思っていた曲を聞くことができたとき、気づいたら涙腺が緩んでいた。

MCでは、この日に出演するアーティストについて触れ、特にサザンオールスターズ同様、大学で結成されたヤバいTシャツ屋さんについて、親近感が湧いているように感じられた。

その後、『みんなのうた』の前奏曲は、アドリブにてこのように歌われた。

ひたちなかロッキンジャパン、
ありがとう、皆さん
夏フェスは暑すぎて、
じいさんと、ばあさんは、グッバイ
行かないでサザン 泣かないで渋谷さん
緑黄色社会の皆さん、
これからはよろしくお願いします

この瞬間、中の人は大いに感動した。
国民的バンドとして愛されているサザンオールスターズが、緑黄色社会に対し、ロッキンの未来を託された。
緑黄色社会が、誰もが認めるロックスターになった歴史的瞬間である。

その後『みんなのうた』が始まるが、放水銃を手にした桑田佳祐さんは、ステージを左右へと動く。
ワイドショーの芸能コーナーでよく見る演出に、中の人のテンションも上がった。

アンコールに入り、『希望の轍』を披露。
イントロが流れ出した瞬間の鳥肌の立ち方といったら、過去一番のように感じた。

その後、ライブでの掛け合いが定番となっている『勝手にシンドバッド』では、間奏部分で、桑田佳祐さんからの「今日の出演者、いらっしゃーい!」という掛け声の元、23日に出演した全てのアーティストがステージに登場。

桑田佳祐さんからの「リョクシャカ出て来い!」の呼びかけの後、メンバー4人が映し出される。
その後、桑田佳祐さんと長屋晴子さんが手を取り合ってのカーテンコール。
この瞬間は、間違いなく中の人の今年最大のハイライトになった。
サザンオールスターズが、未来を担う若いアーティストに思いを託し、蘇我も含めた10日間の『ROCK IN JAPAN FES』は、大盛り上がりの中で大団円となった。

幼少から聞いていたアーティストのステージを生で見ることが出来ただけでなく、好きなアーティストとのコラボ。
夏のラストに伝説級のライブを観ることができ、とんでもないものを浴びてしまった。

セットリスト

M01.女呼んでブギ
M02.ジャンヌ・ダルクによろしく
M03.My Foreplay Music
M04.海
M05.神の島遥か国
M06.栄光の男
M07.愛の言霊
M08.いとしのエリー
M09.思い過ごしも恋のうち
M10.東京VICTORY
M11.真夏の果実
M12.恋のブギウギナイト
M13.LOVE AFFAIR~秘密のデート~
M14.マチルダBABY
M15.ミス・ブランニュー・デイ
M16.みんなのうた
M17.マンピーのG★SPOT

EN01.希望の轍
EN02.勝手にシンドバッド(全アーティスト登場)

まとめ

中の人自身初めてのひたちなか。
初披露の曲も相まって、とても印象に残る夏締めとなった。
特に、日頃から好きなsumikaや緑黄色社会のステージはもちろん、サザンオールスターズのステージは、つい我を忘れて楽しんでいた。

来年より『ROCK IN JAPAN FES』は、開催時期をシルバーウィークにずらし、会場も蘇我スポーツ公園となることが発表された。
開催場所がひたちなかでは無くなるのは残念でならないが、形を変えても音楽との出会いの場を作る『ROCK IN JAPAN FES』に期待したい。

そして、これまで『ROCK IN JAPAN FES』が行われていた時期には、Lucky FMが主催する音楽フェス『Lucky FES』が行われることも発表された。
個人的には、毎週聞いてる番組に出演しているクラブDJの方のステージも楽しみにしたい。そして、来年の夏もまた、ひたちなかに行きたいと思うことができた。

最後に、このフェス期間で会ってくれた方や、一緒に回ってくれた友人、そして、泊めてくれた友人には、この場を借りて感謝申し上げたい。



最高の夏締めとなりました

じゃ、また。

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