心が震えた名曲10選(春うた編)
3月に入り、急に暖かくなりましたね。桜咲くこの季節に生を受けた私は、「春うた」が開花するこの時期は、何だか人一倍、感受性が強くなりがちです(^_^;
卒業と、桜と、旅立ち …
これらの絶妙な組み合わせが、私たち日本人特有の豊かな感性を形づくっている。
だからこそ、世界でも類稀なる情緒あふれる数々の「春うた」が開花するのでしょう(なので、個人的には「秋入学」には反対の立場です(^^; )
ほとんど定番中の定番になりますが、大好きな春うた(+学園もの)10選をご紹介していきたいと思います。
SAKURA(いきものがかり)
2006年にリリースされた「いきものがかり」のデビュー曲です。インディーズ時代に神奈川県海老名市で活動していたこともあり、小田急小田原線・海老名駅のホームでは、このメロディが流れます。
君と春に誓いし この夢を
強く胸に抱いて さくら舞い散る
線路際の桜というのも風情があるもの。この曲を聴くと、小田急で都心まで通勤していた頃が、懐かしく思い出されます。
さくら(森山直太朗)
2003年に発売された森山直太朗の2枚目のシングルです。もう知らない人はいないほど定番の卒業ソング・桜ソングですね。
さくら さくら 今、咲き誇る
刹那に散りゆく 運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻
海外に住んでいた頃、現地の日本人学校で卒業ソングに採用されました。子供たちの歌声に耳をすませば、遠く離れた異国の地でも、桜舞う美しい祖国・日本がイメージできて、歌の力は本当に素晴らしいなと思いました。
サライ(谷村新司・加山雄三)
1992年に日テレの「24時間テレビ・愛は地球を救う」のテーマソングとして発表されたものです。谷村新司が作詞を、加山雄三が作曲を手掛けました。
実家の前がバス停だったのですが、旅立つ私を見送る母の寂し気な姿が今も心に残っています。
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで
夢は捨てない
親元を離れて早30数年。故郷の美しい景色や雄大な山々を胸に「いつか帰る、その時までは、今やるべきことに力を尽くしていこう」と、そう勇気づけられます。
桜(コブクロ)
2005年発売のコブクロの12枚目のシングルです。長い人生には「届かぬ想い」もあるという「わびさび」を歌い上げる、素晴らしい曲です。
人はみな 心の岸辺に
手放したくない花がある
この曲も、海外に居たときに初めて知り、桜の花びらが舞い散る美しい祖国・日本への憧憬でいっぱいになりました。
あなたの「手放したくない花」は何ですか?
3月9日(レミオロメン)
2004年にリリースされたレミオロメンのシングル曲です。作詞・作曲は藤巻亮太。3月9日に結婚式を挙げた友人のために制作された楽曲だそうです。
瞳を閉じればあなたが
まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
歌詞もとても美しいですね。リンク先はリトグリのカバー曲ですが、澄み渡るコーラスに思わず聴き入ってしまいます。
卒業写真(荒井由実)
1975年、ハイ・ファイ・セットのデビュー曲として発売されました。作詞・作曲は荒井由実(松任谷由実)です。
あの頃の生き方を
あなたは忘れないで
私たちは、人ごみに流されて変わっていくものだけど、根っこにある人としての優しさだけは、ずっと変わらず大切に持ち続けていたいですね。
旅立ちの日に(小嶋登・坂本浩美)
1991年に埼玉県の中学校教員によって作られた合唱曲で、作詞・作曲は当時の校長先生と音楽教諭が手掛けました。1998年頃までには定番の卒業ソングになりました。
勇気を翼にこめて 希望の風にのり
このひろい大空に 夢をたくして
若者たちの門出に相応しい応援歌です。今の自分は、あの頃の自分が思い描いていた理想の人物に、少しでも近づけているだろうか。この曲とともに、そう問い続けながら、これからも生きていきたいと思います。
春なのに(柏原芳恵)
1983年に発売された柏原芳恵のシングル曲です。意外と知られていないようですが作詞・作曲は中島みゆきです。
春なのに お別れですか
春なのに 涙がこぼれます
どことなく昭和の時代のノスタルジーが漂う純恋歌です。しかし、もう目が眩むほど歌が美し過ぎて、「天才的!」という以外に適当なコメントが見当たりません (^o^;
渡良瀬橋(森高千里)
1993年にリリースされた森高千里の17枚目のシングルです。ご本人が実際に渡良瀬川を訪れて、詞を書いたといわれています。
なんども悩んだわ だけど私ここを
離れて暮らすこと 出来ない
私自身、これまで色んな所を転々としてきましたが、行く先々の至る所で、このように夕日が美しい川辺や街並み、そしてそこに住む人々の暮らしや美しい心をみて来ました。
聴いた人が、まるで自分の街並みのような親近感すら覚える、そんな一曲だと思います。
会いたい(沢田知可子)
1990年にリリースされた沢田知可子のシングルです。作詞は沢ちひろ、作曲は財津和夫。ご本人は、学生時代に告白したバスケ部の先輩を交通事故で亡くしており、この曲との出会いに運命的なものを感じたといいます。
遠くへ行くなと言って
お願い一人にしないで
強く抱き締めて
私のそばで生きていて
私たちは、日々の暮らしの中で、つい近しい人には我がままを言うけれど、愛する人が今日も無事に生きている。本当は、それだけで十分なのかもしれませんね …。
祖国・日本と、日本人の心は本当に美しい。特に、日本から遠く離れた場所に居るときは、心からそう思えます。
四季折々の美しい感性は日本人の宝物🌸
いつまでも大事に守っていきたいですね🍀