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広報向けSlack分報コミュニティ #PRFunho から生まれた「バーチャル同僚感」とは?
クックパッドでプロダクト広報を担当しているマーティン @mrtn です。
先日noteでお知らせした広報向けSlack分報コミュニティ「#PRFunho」が、とても順調に立ち上がってきたので現況についてまとめます。
noteを公開後、とても嬉しいことにクチコミで参加者が増えていきました。当日だけで50人、翌日には100人を越え、現時点で200人以上がこのコミュニティに参加申請してくれました。
Slackって参加ハードルがやや高いと思うんだけどそれでも200人を超える人が参加したということは「ゆるい共有が個人をまろやかに繋げる組織を越えた広報の分報コミュニティ」というコンセプトに共感する人がそれだけ多かったということ。
広報のSlack分報コミュニティで何が起きているのか
自然発生的にうまれたハッシュタグ #PRFunho へのツイートを引用しながらコミュニティの現状を伝えていきます。
これまでに作られた分報は50チャンネルを超えました。
様々な会社に務める広報が、自身の分報で日々の出来事、悩み、考えていること、他愛もないことまで含めて、自由に思い思いに更新しています。
開始2週間で約6,000メッセージが投稿されました。
#PRfunho のいいところは、日頃他社の広報さんがどんなことを考え、どんな業務をしてるかリアルタイムで分かるところ。広報って、1人広報のところも多いでしょ?勉強会とかでお話ししただけでは分からない、「広報の独り言」に価値がある感じする。凄くいいな。分報のいい使い方では。
— よっさん (@yosaaan1123) April 24, 2019
分報やってみた感想!
— eri inoue | TRUNK 広報PR🐥 (@eriiinoue) April 24, 2019
リアルタイムで何している、何を思っているを
見にいける点とてもいいです☺️
共有してね!報連相しなさい!は強制っぽいけど
自発的なのは見ていて心地よい。
社内でも取り入れたほうがいいのかなと思うほど。#PRFunho https://t.co/KyHIbGsmlp
コミュニティの参加者は初対面の方も多いですが、お互いの分報を通じて、コミュニケーションが生まれ、当初の目的である「組織を越えて気軽に相談できる場」として早くもワークし始めています。
PR Funhoコミュニティまじすごい。
— あいざーさん🍻patoの人事 (@aizakku0708) April 24, 2019
「広報チームの予算ってどうやって決めてるの?」
「掲載クリッピングってどうやる?」
みたいな、痒い所に手が届くお悩み解決の場になってて学びが多い。
#PRFunho
#PRFunho
— hiroaki_yoshida @経営管理 兼 人事 (@hiroakiiin) April 25, 2019
すごく活用できる!
考えてみたら広報含めたバックオフィスはどの会社もやってることや悩んでることが近しいと思うので、詳しい人に相談しないほうが圧倒的な機会損失だなと。
これが無料だなんて本当にいい世の中だなって思う。
#PRFunho コミュニティに入ったのだけど、クローズドなSlackだからこそ、みんな気軽に質問&回答できるのか、めっちゃ役に立つ情報盛りだくさん…ありがたい〜!
— 加藤えんじぇる千穂 (@sweet_chiho) April 25, 2019
私自身も、ある会社の広報施策について「これすごく面白い!」と言及したら、その会社の広報からコメントもらいとても嬉しかったし、これまでに味わったこと無い体験だったため、このコミュニティすごい!って気持ちになりました。
分報を読んでいると、広報の皆さんが、日々こんなこと考えているんだな〜と参考になったり、カジュアルに気になったことを聞けたり、頑張ってるのを見てこっちも頑張ろう!って気持ちになれたり、とても良いコミュニティになってきています。
ゆるい共有が生み出す「バーチャル同僚感」
#PRFunho とりあえず、めっちゃ好きな空間だし、むしろ生活における思考を垂れ流してる。強制的なDon'tなんてなくて、これやりたいのWillがある。みんな生身の人間だから悩みとか色々やっぱあるよねって安心する。遠く思えてた人を近くに感じる。会社は違うけど、バーチャル同僚めっちゃ増えた感じ
— たびちん / LIG広報・編集 (@takiyoro) April 24, 2019
たびちんの「バーチャル同僚」って例えはとてもしっくりきます。思考や出来事の垂れ流しをゆるく共有しあっているから、会社は違うのになんだかとても近い感じがします。
というわけで、 #PRFunho はとても順調な立ち上がりです。
これをかいている現在は10連休のためアクティブはそこまで多くないですが、GW明けたらまた盛り上がってくることでしょう。
これから #PRFunho が目指す姿
このコミュニティはあまりルールを作らず、メンバーが自律的に動いていくコミュニティにしていきたいと考えています。
何か新しいことやりたい人がいたら、私が許可するとかでなく、その人自身が他のメンバーを巻き込んで実現していく。そんな自律的なコミュニティを目指しています。
私個人の想いとしては、広報担当が気軽に相談できる場としてもっと盛り上げていきたいし、役割を終えるまで長く続いて欲しい。
そして、このコミュニティから全く新しい何かが生まれ、世の中に発信できたら面白いなとも思っています。
コミュニティを盛り上げるためにやっている3つのこと
私がコミュニティを盛り上げるためにいくつかやっていることがあるので、紹介していきます。雰囲気を掴んで頂けるきっかけになれば幸いです。
フロー型のSlackだけでなくストック型のKibelaを導入
#PRfunho で使っているSlackのワークスペースは当然ながら無料版です。
無料版はメンバー数こそ制限はありませんが、最新10,000メッセージしか保存できない制約があります。せっかく有用な情報が集まっていくのに、そのうち消えてしまうんです。なんだかもったいないですよね。
そんなわけでストックできる場所として、使い勝手が良くてSlackとの連携も可能なKibelaを採用することにしました。
こちらの制度を適用いただいて無償で使わせて頂けることになりました!Kibelaさん本当にありがとうございます!
ひとまずはメンバー自身の自己紹介やコミュニティ全体に関するドキュメントの置き場として使っていますが、もっと活用していく方法も考えていきます。
Slack文化を積極的に取り入れコミュニケーションを促進
アプリ連携、slackbot、カスタム絵文字などSlackの機能は様々ありますが、それらを組み合わせて作られた文化みたいなものがSlackの魅力だと思っています。
中でも治安の悪いカスタム絵文字は積極的に追加しています。
Slackはコメントしなくても、絵文字リアクションするだけで、コミュニケーションが成立するところがあります。その絵文字リアクションを楽しくするためにもカスタム絵文字は沢山登録されていたほうが良い。
そしてカスタム絵文字を沢山登録していくと、分報も徐々に雑なコミュニケーションが発生してくる。これが好き。
何かしらの広報な人たちがSlackで遊ぶようにつながってる分報コミュニティ #PRfunho での私の分報はこんなノリ。
— まさよふ (@masayofff) May 2, 2019
集中線のSlack絵文字も、「まさよふ」絵文字も、知らぬ間に誰かが登録してたw
※役に立つ情報もたくさんあります pic.twitter.com/p6CEDSGo86
カスタム絵文字もある程度充実したので、今後はbotを組み合わせたガチャなんかも追加したりして、もっと治安悪い雑な感じにしていきたい
広報分報でクックパッド社の治安悪いslackテクニック広めがち
— マーティン牛山 / クックパッド広報 (@mrtn) April 28, 2019
ミートアップイベントを開催して繋がりを強く
分報のゆるい共有で繋がるがコンセプトですが、実際に会うことでより繋がりは強くなっていくものですよね。僕はこのコミュニティを長く続けていきたいので、ベースとなるつながりをちゃんと作りたいです。
そのため定期的にミートアップをやっていくことにしました。第1回は5月22日(月)に開催します。運営は有志でやっていきます。
数十人規模のイベント意外にも数人でお茶会やランチが積極的に開催されるようになると良いな
引き続き、広報のみなさまの参加を待っています!
このnoteを読んで「分報って面白そう!」と興味を持っていただけたら、ぜひコミュニティに参加してみてください。以下のフォームから参加申請をお願いします。
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