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大川橋蔵・主演 銭形平次 第140話「春姿一番手柄」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:野上龍雄
監督:佐々木康


あらすじ

正月を迎えた江戸は、2年ぶりに現れた義賊・ましら小僧の話題で盛り上がっていた。
平次も、羽子板を楽しんだり、お静と正月を祝ったりしていたが、ましら小僧の一件で仕事へ出かけることになった。
一足先に芸人宿へ踏み込みをかけた万七は、芸人を片っ端から取り調べ始める。
そんな騒ぎを尻目に、瓦版屋が面白半分で仕込んだネタだと気づく平次。
騒ぎの元凶に説教をして事件は解決したと思われたが、再び現れたましら小僧。
ましら小僧騒ぎの顛末に、生き別れた父を探すお春の物語も絡めた人情譚。


紹介と感想

1969年1月1日に放送された本作は、番組初のカラー放送となりました。

瓦版屋の軽快な歌から始まる今回は、都はるみの「好きになった人」を筆頭に歌に溢れ、事件も義賊騒ぎをメインに展開され殺人はありません。
やっぱり、要所要所で歌が流れると特別編って感じがしてテンション上がります。

平次は正月から手を抜くことなく緩急の捜査を使い分けて事件を調べて行きます。
もちろん、平次だけでなく、万七も正月から働き者なことが良く分かる回でした。
しかし、相変わらず頭の使い方が悪かったため、真実というお年玉を手に入れることはできませんでした。

豪華ゲストと共に展開される、正月の空気に溢れた心温まる人情譚。
のんびりとドラマを観ながら、楽しく暖かい気持になりたい時にオススメの一遍です。

※2024年7月26日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。


キャスト

ゲスト
仁助/中村竹弥
お春/都はるみ
 秀/坂口祐三郎
 市/小島宏之
二太/みのべ 実
菊三/棚井ジョージ
政吉/水上洋二
仙太/田元哲也
(以上5人、小島宏之とダイナブラザーズ)

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)

 銭形平次/大川橋蔵

  八五郎/林家珍平
   お静/八千草薫

   万七/遠藤辰雄
   清吉/池 信一

   お弓/鈴村由美
   お民/園佳也子
   為吉/神戸瓢介


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