パリピマルス(大嘘)
最近パリピ孔明というアニメを見ている。現代へ転生した三国志の諸葛亮孔明が計略で新人歌手をクラブシーンの天下を取らせる?アニメである。三国志好きな人にとって面白いネタが盛りだくさんで楽しい。
個人的にはアニメを見てると背景がどこをモチーフにしてるのか特定しながら見るのが好きであるため、渋谷のクラブの立地とか見てると「おお!渋谷のNEVERLANDのとこ(asiaの向かいの建物)」とか思ってたりする。
アイドルオタクとしてライブをあの辺の箱によく行く生活をしているが、アイドルオタクとなるよりかなり前はあの辺はクラブに遊びに行くという場所だった。そう、マルスさんクラブへ行ってた時期が有りました。
大学時代に友人からクラブミュージックを勧められてハマったのがきっかけで大学時代は京都を中心にたまに大阪とかのクラブへ行っていた。踊るという程踊れる訳では無いがクラブの爆音を浴びながら体を揺らすというのが好きだった。中田ヤスタカとかMONDO GROSSOとかのステージを見に行ったりしていた。
社会人となり東京に来てから最初の頃は「東京怖イトコ。クラブモット怖イ」ってビビってたし行ってない。そもそも関東に一緒にクラブ行く友人居なかったのでね。
そんなある日友人に誘われた合コンで運命の出会い(大袈裟)をすることになる。この書き出しだと可愛いダンサーの女の子にでも出会ったかと思うかもしれないがそうじゃない。見習いDJのメンズと出会ったのだ。
ちょっと話は逸れるが30くらいまでは合コンめっちゃ行ってた。合コンという飲み会は女の子と出会うのも楽しみではあるが、友達の友達の知らない同世代の男とも知り合えて知らない世界を知れるのが楽しみでもあった。全然違う職種の人とも仲良くなれるのが面白かった。最近はオタクで仲良くなった人達がそれに近いかもしれない。
話を戻すと、先程のDJ見習いは20代前半の会社員で昼間は普通に働きながら趣味でDJはじめたというイケメンだった。僕も当時は同世代の若手社会人であり、学生時代はクラブへ行ってたくらいなので話も合って仲良くなった。
そして、その後イケメンDJ見習いはイベントデビューしてちょこちょこと出演するイベントに誘ってくれた。渋谷のclub asia、Womb、Vision、いずれも彼のイベントではじめて訪れた場所だった。
Wombの4階とかasiaの2階やVisionのメインステージ上手奥のスペース、アイドルのライブのときには特典会の場所になっているが、いずれもクラブイベントのサブステージがある場所である。イケメンDJ見習いがデビューしたての頃はそこが彼のステージだった。
DJの技術的なことはさっぱりな素人な僕には細かいことは分からなかったが、ある日彼の師匠的なDJの人曰く「機材の細かな機能も使いこなす非常にテクニカルなステージ」だったらしい。選曲もオシャレで盛り上げればいいみたいなものでなく、先のテクニカルな部分もパフォーマンスとして魅せることはあっても押し付けるものではなく僕は普通に彼のファンになっていた。
イベントに遊びに行くと、来てくれてありがとう!と話したりしながら彼の友人達を色々紹介してくれた。色んな人から愛されてるのを感じた。彼の人柄が人を集めていた。
guestでクラブへ入れてもらうこともあり、そんな時は裏のVIPラウンジ(それこそWombの4階とか)に連れてって貰うこともあった。
徐々に実績を積み重ねていく中である日彼は若手DJ達が出るコンテストに参加した。そのコンテストももちろん応援に行った。決勝のステージはWombのメインステージだった。
その日もめちゃくちゃカッコイイプレイを魅せてくれた。そしてなんと優勝した。
そのDJコンテストは実はかなりすごいものだったらしくて、ヨーロッパへ行って日本代表として世界の有名DJ達の元で修行できるものだったのだ。社会人の趣味のDJ見習いはいつの間にか日本代表のプロDJになってしまった。
その後、修行から帰ってきた彼は日本に戻ってきてから立つステージはグレードアップした。今はなき新木場STUDIO COASTの夜の姿AGEHAのメインステージだった。デカいフロアを彼の鳴らす音で沸かせていた。あの場所も彼のと思い出の地なんですよね。
その後、大きなフェスにDJとして出演したり、普通に有名なアーティストのバックDJとしてステージに立っている姿をTwitterやインスタで見ることは今でも楽しみだ。彼があまりにも有名になり過ぎてその後は連絡をとっていないがひっそり応援している。
たまたま知り合った見習いDJが日本トップクラスのDJになるまでをそばで見れたのは貴重な楽しい思い出です。
朝方、クラブを出てジョジョの話をしながら一緒に食べた渋谷の富士そばの味は忘れない。