変革するためのアクション
今までのままではいけない、変わらなきゃいけないと感じる機会は、組織・個人問わずいろいろとやってくる。でもその機会をうまく拾って、ちゃんと変革するってとても難しいことなんだと思う。人間変わらないで(または成り行きに任せて)、そのままでいるほうが圧倒的に楽だ。
ジョン・コッターの変革の8ステップではこう記されている。
1)危機意識を高める
2)変革推進のための連帯チームを築く
3)ビジョンと戦略を生み出す
4)変革のためのビジョンを周知徹底する
5)従業員の自発を促す
6)短期的成果を実現する
7)成果を生かして、さらなる変革を推進する
8)新しい方法を企業文化に定着させる
これはあくまで企業の変革だが、個人でもあまり大きくは変わらないと思っている。しかしこの8つの具体的なアクションを遂行して変革をするためには、3つの事項について明確にする必要があるのだろう。
・現状の危機意識の明確化
なにが「ヤバい」のかわからないと、変革の推進力は失われる
・将来のビジョンの明確化
あるべき姿がわからないと、変革の方向性がブレる
・アクションの明確化
やることがわからないと、何も変革されない
よく起こるのが「総論賛成、各論反対」現象だと思っている。その場合は、将来のビジョンはわかっているが、現状の危機意識が薄いか、アクションがブレているか、どちらかが起こっている。なんで変わらないといけないの?なんでこれをやると変わるの?の質問に明確に答えられない限り、変革は進まない。
逆に、なんとなく本読んでこれやりたいな、とか意識が高くなるが、それが続かないことも多い。結局自分のそれやりたいと思ったところの裏返しにある課題感をちゃんと明文化してあげないといけないんだろう。
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