「スーツケースの半分は」読後感
著者は近藤史恵さん。
始めて読む作家さん。
旅の魅力が詰まったライトな雰囲気を想像していたが、登場人物の悩みや決断などの心理描写が深く繊細に描かれていて惹きつけられました。
物語のキーとなる幸運のスーツケースが、登場人物の悩みを解決に導く勇気をくれる、ハートフルなお話。
特に感動したのは、この幸運のスーツケースのルーツ・託された想いが徐々に明らかになっていく過程。人から人へと想いを紡いでいくところがとっても素敵でした。
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