今週木曜日に開始したシリーズ「名言とことば」は、毎週末(土曜日)にnoteにて一所にまとめ、ツイートしきれなかった情報も加えてご紹介しようと思います。
今週は第一週目という事で、木(25日)・金(26日)・土(27日)曜の3日間分を掲載します。
一通り書き終わってから読み返しましたら、ことばによって文量がかなり偏っていますけど、文が少ないものは情報があまり集まらなかったものとご了承ください。
#1「あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です。」—夏目漱石
第一回の投稿は、文豪・夏目漱石さんより「あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です。」。
この言葉は、漱石が久米正雄さん・芥川龍之介さんに宛てた手紙の中に登場します。
龍之介らは当時、漱石の新しい門下生。まだ全くの無名だった龍之介は、漱石に葉書を送ったそうです。
「明暗」の執筆中だった漱石は、その葉書に返事を出しました。
内容は、二人を励ますもの。この中に、上のことばが登場します。
以下に手紙の全文を引用させて頂きました。
漱石の温かさが垣間見える手紙ですね。
#2「不言実行とともに、有言実行もまた大いによろしい」―渋沢栄一
渋沢栄一さんは御存じの通り、明治・大正期の実業家でトップクラスに有名な方です。2021年のNHK大河ドラマ、「晴天を衝け」でもまた知名度が一気に上がりましたね。
栄一の実業家としての才能はすさまじく、企業にかかわった会社の数は500に及ぶとも言われます。有名なところでは、現・「みずほ銀行」、現・「東京証券取引所」、現・「JR」現・「日本郵船」、……………。
そんな栄一のこの考えが、現代にも多大な影響を及ぼす人生を創っていったのかもしれません。
#3「質問にたどり着いたなら、答えはすぐそこだ」―Ralph Waldo Emerson
原文:「When we have arrived at the question, the answer is already near.」
ラルフ・ワルド・エマーソンさんは、アメリカで思想家・哲学者、詩人・エッセイリストなどとして活躍した方です。
彼の評論は、後の思想家・作家などに大きな影響を与えました。
エマーソンが唱えた「超越主義」は、一言でいえば「有限な存在のうちに神的な物の内在を認める神秘的汎神論のような立場を」とる考えだそう。
また彼は、自身の中心主義を一言にすれば、「個人の無限性」であると語っています。
「質問にたどり着いたなら、答えはすぐそこだ」。一般に、「答え」は「質問」の数しか存在しないと言えるでしょう。だからこそ、その「質問」に辿り着くのが大切なのである。「質問」を自ら探しに行くからこそ、個人にも「無限性」が与えられる。そんなことを意味しているのではないでしょうか。
という事で、今週の「名言とことば」をまとめていきました。
このシリーズは、Twitterにて毎日更新しております。どうぞ、そちらもお読みくだされば幸いです。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。