オンライン国際交流で見えた、こどもたちの"想定外"の絆づくり ―大人が気づかなかった異文化交流の本質―
今日、香川県とオーストラリアのこどもたちがZoomで国際交流を行いました。この経験を通じて、オンライン・オフラインを問わず、異文化交流の持つ深い意義を改めて実感しました。
外国語教育の本質は、単なる言語習得だけではありません。それは、一人ひとりが自由に生きる力を育み、お互いを理解し認め合う感性を養うことにあります。特に現代のグローバル社会において、言語や文化の壁を越えた人と人との交流は、平和な世界を築く上で欠かせないものとなっています。
今回の交流では、日本の生徒たちが英語で発表や質問を行い、オーストラリアの生徒たちは日本語を交えながら応答していました。そこでは予想外の光景も見られました。例えば、SNSで流行している言葉を突然使って会話が盛り上がったり、メインで話している生徒の後ろで他の生徒たちが手を振ったり、サインを送ったりする様子が見られました。
一見、これらの行動は「お行儀が悪い」と捉えられるかもしれません。しかし、これこそがこどもたちの自然な交流意欲の表れだったのでしょう。公式の会話という「表の文化」だけでなく、こうした自然な反応という「裏の文化」を通じても確かな繋がりが生まれていました。この経験は、人間のコミュニケーションの奥深さと多様性を改めて教えてくれました。
実は、こどもたちは私たち大人が想像する以上に柔軟で創造的な方法で、言語や文化の壁を乗り越えていきます。完璧な言語力がなくても、表情やジェスチャー、時には現代のポップカルチャーを活用しながら、自然とコミュニケーションの架け橋を築いていくのです。むしろ「言語の壁」や「文化の違い」を意識し過ぎているのは、私たち大人の方なのかもしれません。こどもたちは今回の交流を通じて、異文化コミュニケーションの本質は、必ずしも言語の完璧な習得ではなく、相手とつながりたいという純粋な気持ちにあることを教えてくれました。
このような素晴らしい交流機会を実現するために、香川県の学校の先生方には多大なご尽力をいただきました。時差のある国際交流の調整や、オンライン環境の準備など、様々な面での綿密な準備があってこその成功でした。また、スタッフの皆様の献身的なサポート、そして何より、積極的に参加してくれた生徒の皆さんの勇気と熱意に、心より感謝申し上げます。皆様のおかげで、こどもたちに新たな学びの扉を開くことができました。
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