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#イマジナリーポートレート

「ここに人が立ってたらエモいよな」と思って写真を撮ることがよくあります。実際そこに人が写ることはほとんどなく、哀しい思いに枕を濡らす日々ですが、ぽっかりと穴が空いたようにも見えるその写真に、何故か心惹かれるのです。

「誰か居てほしいところに、誰も居ない」というマイナスの事象が写るわけですが、どうにもこれが写真のレイヤーを増やしているというか、奥行きのある仕上がりになっている。

視覚的イメージとして認知できない「気配」のようなものをそこに感じるからかもしれないし、「じっさい人を立たせるならどのように立ってもらおう?」とか考えを巡らせるからかもしれない。あるいは解釈の余白が、写真に深みを持たせているのかもしれない。

#イマジナリーポートレート はそういうところを探る実験的な試みです。

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