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仕事思考

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仕事を通して、または仕事そのものに関わることをお伝えしたいと思います。
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雇用問題とクリエイティブ業界とD学について思うこと

まずは昨日(12/6(火) 14:43配信)のyahooに出ていた記事が大変興味深く面白かったので読んで頂きたいのですが、いずれ読めなくなると思うためザックリと超圧縮して紹介させて頂くと 年末が近づいたタイミングでの大手企業のトップや経済関連団体が行う定番の記者会見で、これまた定番というか最早予定調和的な受け答えの一つ「今年の春闘(春季生活闘争)はどうなりますか?」の応答が、今回はちょっと違った。 その中身が日本自動車工業会の会長である豊田章男氏が語った持論な訳である。

クリエーター29年目の振り返りと展望

2020年は例年にない慌ただしさで迎えました。 気がつけば2月、3月と過ぎていき、4月に入る前に横目で見ていた新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい、あっという間に世界は深刻な自体になってしまいました。経済活動までもが自粛ムードに成るなか、本日4月13日に47歳と成り、今年も自身と時代を振り返って将来への展望につなげたいと思います。 1991年に広告業界のグラフィックデザイナーからスタートし、多種多様な業種業態の方とお仕事をさせて頂き今では大きく分けて【 #デザイナー 】

人生の迷子に成らないように

数少ない同年代現役デザイナーの友達から電話があった 1年面倒見てた20代前半フリーランスとの契約を切ったらしい 理由は成長の遅さ。 1年かけてこちらが求めているレベルに育ってくれたらということで 文字組や紙面のレイアウトなどDTPオペレーターみたいな仕事をずっと任せていた二人のうちの一人。 給料もしっかり払いつつ添削をして、精度を上げるために納期の長めのものを任せるなど、およそ仕事というレベルでなく、実案件指導のようにやっていた。たしかに時折「しんどいわ〜一人でやったほう

foriio企画『私はこんな仕事がしたい展』に参加したその作品と意図

まずいきなりですが参加した4作品を見たいただきたいと思います。 女性の魅力 男性の魅力 愛犬の魅力 愛猫の魅力 この広告ポスターの意味とはなにか? どこに「私はこんな仕事がしたい」に繋がっているのか? その答えは各ポスターに書かれている文章に隠されています。 今度は各ポスターの文章を書き出してみましょう。 女性の魅力 女性の魅力について語られる時によく使われる言葉は曲線美です。 その曲線美は内なる柔らかと優しさを表現するため、あらゆるシーンで使われる魅力的モーチ

デザイン業界28年目を迎えるに当たって総括をしてみた

2019年4月13日本日46歳になりました。 誕生日が4月なので同時に新しいくキャリアの年度が始まります。 広告業界、デザーナーとして28年目がスタートします。 事前になんとなく呼びかけたTweetで、私のキャリアと仕事に対する思いや心構えなど乗り越えた壁や今後の展望を交えて簡潔に書いてみようと思います。 まず私は高校卒業と同時に地元のデザイン事務所で新卒採用として働き始めます。 当時はまだ[ #紙版下 ]の時代で、ケント紙に製図ペンとロットリングで枠線書きや図案や書き文字

デザイナー27年で乗り越えた3つの大きな壁

デザイン業界で過ごす中で見えた壁 その乗り越え方と将来への展望 私がデザイナーをやってきて、コレは大きな壁だと感じたポイントは3つあります。 1つ目は調子に乗って勘違いした独立直後 2つ目は仕事が安定的に成った上京直前 3つ目はスタートアップに役員入社した直後 1つ目は単純に自信過剰で実績と実力に見合っていない自尊心が勝手に壁のある環境を作り出したわけですが、それでもそのことに自力で気が付くのって意外と難しいものでした、なんせ自信満々でフリーランスに成ったけど何で仕事が

ポジティブは成功できる?ポジティブ理論

ポジティブ発言とネガティブ発言でうまれる差SNSなど色んなメディアで様々な意見が飛び交う事は、いまや当たり前の風景です。どんな些細なことでも情報として発信され、誰かの目に止まり意見をもらったり「いいね」を押してもらったりします。 ポジティブな話も有ればネガティブな話も勿論あります。 その話の内容としてどちらが良いとか悪いとかは断言できません、勿論時と場合によるからですが、ただし「自分の価値を高めていきたい」と思ったときにはちょっと話が違ってきます。 ポジティブな意見は

クリエーターの周りの人、家族や職場の仲間に知っておいて欲しい事

クリエーターの周りの人、家族や職場の仲間に知っておいて欲しい事 私は1992年から広告業界業界でグラフィックデザイナーという立場で仕事をすることに成りました。 今現在も肩書は色々ですが広告業界で仕事をさせていただいています。 結構長い年月業界にいて、色々なクリエーターと呼ばれる方たちと仕事をしてきました。 そんな人達や、自分を含めたクリエーターの人たちにとって、 PCでの作業が当たり前になった昨今でも、昔からずっと変わらないことがあります。 私達の仕事は、極端に言えばア

クリエイターの待遇や社会的地位向上について考える

クリエイターの待遇や地位の向上って最近やたら眼にするように成ったのは、自分がその方向に動いてるから目にとまるように成っただけなのか? それともTwitter等SNSのおかげで本当に広がってきてるのか? 海外ではたしかにイラストレーターやデザイナーという仕事はそれなりの地位を確立しているし、デスクワーカーの中では待遇も悪い方ではないと聞きます。このへんは私の友人や仕事仲間の欧米デザイナー複数人共通の意見だったので概ね的外れではないと思います。ではなぜこの情報化社会における近代

目標達成の条件:夢を叶えるための最低限の準備

目標を叶えるために絶対必要なこと 体力と老いと情熱と欲求について考えた よく昔から年をとると無欲に成ると言うけれどアレは何故なのか? 知見を得て悟りに近い状態なのか? もしくは人生の時間が短くなるにつけて諦め始めるのか? 悟りを開くほど勤勉に学んでいる人なんてそうそういないし、そもそも大部分の人間は終わりが近づくほどもがいて見る生き物ではないのだろうか? 少なくとも私はそう思っていて、そう考えると先程の理由がいまいち当てはまらない気がする。何か腑に落ちない。 では逆に

根本的なブランド戦略と企業のブランド化について

企業は独自性やその品質の担保であったりイメージによる印象付けなど様々な方法で生き残りを画策しなければならない時代と成りました。 そんな中、近年よく耳にするように成ってきた「企業のブランド化」と言う言葉 ■そもそもブランドってなんだ?ではブランドとは何だろうか?と言う辺りを掘り下げてみたい。 ブランドにはいくつかの象徴的アイテムが存在していて、名称であったりロゴマークであったり色であったり画像であったりします。 そういったブランドを広く一般的に浸透させて定尺させる工程が「ブラ

悩み相談 Q&A 01 【こだわり】のさじ加減の話

私はいま(18/11月時点)ではデザインの相談を受ける窓口が【MENTA】しか無いのですが、そちらで頂いた質問に回答した内容を個々にも掲載しておこうと思います。 というのも、この質問の内容はいくらかの違いはあれど、多くのクリエーターとそこを目指す人が抱えている疑問、または問題なのではないかと思うからです。 あくまで個人的見解ですが、私はこう思います。 以下質問とその回答 質問 とにかくまずはやってみようと始めたデザインの勉強ですが、すすめるにつれて、よく言わ

悩み相談 Q&A 02 フォントの話とコンプレックスの話

グラフィックデザインの仕事においてフォントの問題は様々な形で降り掛かってきます。そんな中でもよりセンシティブな問題についての質問です。 もう一つはもっと根本的にプレーヤーとしての成長について。 どうやって自己評価を上げレベルを上げていくか? そういった2つの質問に答えています。 1,小塚明朝、小塚ゴシック体ってダサいの? 2,仕事上のコンプレックス、どうしたら無くなる? 質問 1, 小塚明朝、小塚ゴシック体についてです。 「これらを使うのはださい