添加物アレルギー体質と油断から学んだこと
前回、添加物アレルギーと分かるまでのお話をしました。
当時は私の前には日本での症例は1件しかなかったと言われた添加物アレルギーです。
無添加生活を続けていくうちに、私の性格上やはり油断が生まれていきました。現在は、エピペンという発作時に大腿部に刺す注射も持ち歩いています。
私が「口にしてはいけない」と言われているものは以下の通りです。
(注意:下記の他にも、体につけるものにも気をつけています。)
第1位 自分以外が作った漬物
第2位 お肉屋さんやお魚屋さんに売っているお惣菜(正確な表記が義務付けられていないため、書いてあったとしても買わない)
第3位 一部のレストランで出されるゼリーやホイップクリーム(ケーキ屋さんのゼリーや生クリームは、今のところ大丈夫)
第4位 乾麺より生麵(生麺の方が添加物が含まれていることが多いらしいので、外食の際には店員さんに確認してもらっています)
添加物アレルギーとひと言で言ってしまいますが、実は私の場合は(添加物が多すぎて)何が悪いのか分からないのです。
「口に入れた瞬間に嫌な刺激を感じたら、すぐに吐き出してうがいをする」・「無添加という大きな表示があっても、まずは疑うこと」が大切です。その食品全部が無添加なのではなく、「〇〇が無添加です」と『一部が無添加だよ』という表示が小さく書かれていたりするからです。
塩・砂糖・味噌・醤油・料理酒・味醂等の調理の基本となるものは、しつこいくらいよく見て買うようにしています。
最初の頃は、家族も全員無添加生活でしたが、時間が経つにつれ(現在も調味料や基本的な部分は同じ無添加を使っていますが)「私も(家族とおなじものを)食べてみたいな」「これは大丈夫かも!」なんていう思考と油断が生まれてきました。
そんな油断で幾度か本当に危険な目に遭ったことがあります。
「紅生姜を取り除いた、そこに色もついていない焼きそば麺」「沢庵」「お肉屋さんのメンチコロッケ」「レストランの子ども用のゼリー」「お蕎麦屋さんのうどん(店外で製作)」がそれです。
息子に作った炒飯を味見しようと、ご飯3粒口にして倒れたこともありました。(それまで大丈夫だった中華だしが原因でした。)
沢庵で倒れた時には本当に危険な状態になり、家族にも会社の仲間にも「沢庵で死んだって伝説になっちゃうよ!」とか「笑えない!」と叱られ、長い間お説教が続いたものでした。
アレルゲンはどれもこれも危険ではあるのですが、当たり前かもしれませんが、身体の反応は固形物より液体がとても速いです。
逆に栄養の吸収が良いとされるのもゼリー飲料等ある訳ですから当然のことと言えます。
「今まで大丈夫だったけど、ある日アレルゲンになった」というものもあります。
病院での話ですが、理由は2つあるそうです。
花粉症でも「昨年までは大丈夫だったけど今年から・・」なんて、コップに注がれる水に例えられます。
添加物アレルギーにも同じことが言えるそうです。
加えて、アレルゲンの分子が「〇の形に突起が2本ある」だったとして、これに似た形の分子を持つ他の食品にも身体が反応するようになってしまう・・・ということがあります。
一度ダメになったものは「たまたま」であっても命にかかわるので、二度と口にしないのが鉄則です。
漬物に関しては、例えば料亭で料理人さんが作ってくれていると思われるものであっても禁止されています。何かあれば、自分が苦しいだけではなく、お店にもご迷惑をおかけするので、当然と言われれば当然です。
この添加物アレルギーのことがあって、食品について勉強もするようになった私です。
何事も、ただ苦しむだけでは悲しいので、それらのことから何かを学び取りたいものです。
体調が優れない時、なんだか分からないけどアレルギー反応が出ている時、添加物を取り除いてみるのも良いと思います。